一橋セイシン会の
トッププロ教師を
ご紹介します
「本当に中学受験に
取り組むなら覚悟を決めて、
全員で力を合わせてこの難関を
乗り越えていただきたい」
志望校合格を目指すご家庭へ
指導をする上で大切にしている
ことはありますか?
お子さんにとって苦手科目=嫌い、ということが多いので、まずはその科目の中で一つでも好きになってもらえる所を探すように心がけています。
生徒さんを合格させるための
こだわりはありますか?
中学から大学までの学習に必要な読解は、中学受験で基礎ができてしまうので、一生ものの読解を身につけてもらいたいというのが私のこだわりです。
先日、中学生になった生徒さんのお母様とお話した際、『中学の国語の授業で大事な文に線を引くように言われ、うちの子は完璧に引けて学校の先生に褒められた』と伺いました。そんな風に今後の勉強につながる、本当の読解力を身につけてもらえたら嬉しいです。
家庭学習で実践してほしいことがあれば教えてください
例えば、サピックスですと宿題が多くて全部は解き切れないものです。弱点箇所のみ家庭学習の中心にするなど、復習はテーマを決めて集中してやるとお子さんの実力アップに繋がると思います。
保護者の方々がお子さんと接する時に気をつけて欲しいことはありますか?
国語の物語文について、『どうして、こんなことも分からないの!』と強く言ってしまいがちだと思います。一般的に男の子は精神的成長が女の子に比べて遅く、心情理解に時間がかかるため、小6夏ころまでは大目に見てあげて下さい。
家庭教師だけで中学受験をするご家庭へどんなアプローチをしますか?
通塾していないお子さんは、塾での学習分を自宅でこなす必要があり、かなりの学習量になります。家庭教師が宿題の進捗具合を確認し、テキストの記憶方法、ノートへの答えの書き方まで、かなり細かくアドバイスする必要があると思います。
訪問指導、オンライン指導でそれぞれ工夫していることはありますか?
訪問指導では、生徒さんの興味のあることを話したり質問するなどして、少しでも身近に感じてもらえるように心がけています。オンライン授業では生徒さんの全てを見ることができないので、手元カメラを使い『どんな風にテキストやノートに書き込んでいるのか、誤字はないか』こまめに確認するようにしています。
国語の記述問題を指導する際に工夫していることはありますか?
記述は誰もが最初は苦手なので、本文のどこを使って答案を書けばよいのか、まず本文に線を引いてもらいます。答えの大部分は本文の言葉そのままで、自分の言葉に変える箇所はわずかだと実感してもらうことで、苦手意識の払拭につなげています。
物語文、説明的文章が苦手な生徒さんを指導する際に
工夫していることはありますか?
物語文に関して最近多いのは、『この場合には、この気持ち』という反応ができない生徒さん。大人は『この状況なら、悲しい・うれしい』と反応できるのですが、そもそも思い浮かばない又は適切な心情語が出ない子もいるので、『こういうときは、こういう気持ちじゃないかな』と、覚えてもらうところからスタートしています。
説明的文章、論説文のほうが比較的マニュアルに沿って読解できます。
まず話題は何か、次に筆者の意見とその理由をつかみましょう。理由が複数ある場合には番号をふっておくと、選択肢問題で正しい理由を複数選ぶときにも即答できます
受験を控えている保護者の方々へのメッセージをお願いします
少子化の時代になり、中学受験はご両親が受験した頃よりハイレベルな競争になっています。覚悟を決めて本格的に受験に取り組まないと、中堅校も合格がおぼつかない状況です。
それでも、ご家族が覚悟を決めて取り組めば十分良い結果につながりますので、どうぞ皆様力を合わせて、この難関を乗り越えて頂きたいと思います。
受験生への応援メッセージを
お願いします
中学受験は、大学入試へのアドバンテージというだけでなく、人生の基礎を作る良い機会です。宿題や模試などでつらいと思うことがあっても、やっていることは決して無駄にはなりません!
今後、一橋セイシン会で指導を
受けてくださる方へ
一橋セイシン会教師には才能豊かな人が多く、一緒に話していて感心させられます。是非、教師の能力を最大限使って頂き、お子さんの能力アップに繋げてください。
「どんなに簡単な問題を間違えても、生徒さんが笑顔になるまで
分かりやすく伝えようと思っています」
志望校合格を目指すご家庭へ
塾の講師や家庭教師の“教える仕事”の魅力を教えてください
とにかく楽しいんでね、この仕事。
非常に楽しくやりがいのある仕事だなと思って続いてますよね。
指導をする上で、工夫している
ことやこだわりはありますか?
社会は年号で語呂合わせを作っています。
例えば、入試で『雲仙普賢岳、何年か』というのも出題されます。僕らは経験しているからなんとなく分かりますが、今の子は全く分からないわけです。
でも入試問題、時にはマンスリーテストで出るんですよね。その時に年号を丸暗記というのも1つの手ですが、僕の場合は同じ年代で起きてる出来事を並べて掛け算の九九みたいに何度も言ってもらいます。
社会は語呂を使って理解してもらう、それに時間を使う。
それが僕の社会の工夫ですね。
国語は制限時間50分で解いてもらう。
この訓練、意外にしていない生徒さんっていらっしゃると思います。
例えば塾の授業時間は大体50分で、50分の中で国語の大問なんて1つしか解けないわけですよ。
20分から25分っていう時間を設定して、それで『はい、解けたね』と残りの時間で解説することになります。
そうすると実際のテストは50分なのに20分で解く、そういう訓練しかしないことになります。
実際のテストは大問が2つあって、なんなら漢字や語句の決まりが出てきて大問3まである、4まである、非常に分量の多い中でどの問題を取捨選択するのか、そういう事を訓練しないまま毎月のテストを迎えていると思うんですよね。
実際のテストは大問1が非常に難しかった、大問2は簡単だった、じゃあやっぱり大問2を先に解いた方がいいねという戦略もあります。
なので制限時間内に解くという訓練、これをしてもらうことによって随分と落ち着いて問題が解けるようになります。これは大きいかなと思いますね。これは塾だと訓練できないかなと。
指導の準備はどのようなことを
していますか?
やっぱり1番大事なのは生徒さんと同じ制限時間で解くということです。50分だったら50分。
『ここ難しかったよね』とか『やっぱりこれ解けなかったよね』とか、そういう話ができるだけでも『先生も制限時間内に解いてくれてるんだ』と思ってくれる。
それで一体感が感じられるかなと。
1度問題を解き、その後解答を確認します。
時には僕だって間違うので、間違った問題を直し、更にどんなこと書いてあったのかをできるだけまとめて、生徒さんに説明できるようにしています。
生徒さんにもそれは要求しますが、生徒さんに要求しておいて僕が応えないというのもなんですから。
細かく書いておいて、できるだけ短く説明できるように工夫しています。
家庭教師だけで中学受験をするご家庭へどんなアプローチをしますか?
塾に通ってないお子さんはやはり分量が足りないので、できれば苦手な科目は1日でも1回でも多く家庭教師をお願いして、フォローアップをお願いするという形が1番ベストなのかなと僕は思っていますね。
指導を担当したご家庭との心に残るエピソードはありますか?
SAPIXの1番下のクラスだった子が早稲田に受かった時はびっくりしました。
というか受けた学校は全て合格していました。
国語の偏差値が30台でどうやって解いていいのかもわからない。そういう中で4月頃から指導を始めたんですけれど、その子が成績を伸ばしたのは12月頃です。
11月の四谷大塚のテストで成績が前より少し良くなって、生徒さんが『先生、僕国語ちょっと分かったかもしれない』と言い出して、そうなんだって言っていたらそこから受ける学校全部に合格していきました。塾もびっくりしていましたよね。
あとは、開成を目指していたお子さんですが国語の偏差値は足りていませんでした。
第二志望が渋幕、第三・市川、第四・東邦大東邦で、1月の本試験が始まると、蓋を開けたら第三志望の市川しか受かってないんです。第二志望の渋幕も不合格だったし、第四志望の東邦大東邦もダメでした。
僕も本当に申し訳ない思いでいっぱいでしたが、『やっぱり第一志望の開成を受けたい』と。
ここで多くの生徒さんは第二志望もダメだったら第一志望は無理だろうってくじけちゃうんですよね。第二志望もダメだったら第一志望は無理だろうと。
だけど彼は諦めずに受けて、補欠の繰り上げですけど合格したんです。
だから最後まで諦めないでチャレンジするというのは大事だなと僕も学ばされまました。
今後、一橋セイシン会で指導を
受けてくださる方へ
僕の授業はどんなに簡単な問題を間違っても、なぜできないんだと馬鹿にしたりはしないです。
そういう当たり前だと思っていることを間違えた生徒さんには『分かったよ、先生』と納得するまで、笑顔になるまで、できるだけ分かりやすく噛み砕いて伝えようと思っています。
もし僕と授業が可能だったら、楽しく、塾では学べなかったものをお伝えすることができるかなと思います。で、その上に第一志望合格というのが待っていると思います。
是非一緒に頑張りたいと思います。
「学校や塾の授業ともちょっと違った、少し記憶に残る指導を。
生徒さんの定着に役立てたらと思います」
志望校合格を目指すご家庭へ
指導をする上で挑戦してみたい
ことはありますか?
個人的にはもう少しITを活用したいなと思ってるんです。私と生徒さんは世代ギャップが出てくると思うんです。私がどんどん歳をとっていくけれども生徒さんは毎年12歳で、彼ら彼女らはもうデジタルネイティブですから、口で言うとか、書いて説明するという世代ではなくなってくると思います。
そうなった時にもっと分かりやすい説明の仕方、理解してもらう方法っていうのはあるんじゃないかなと思ってるので、そういったところをどんどんブラシュアップしていかないとっていう危機感は持ってます。
それ(IT)をきっかけにして学校の授業とはちょっと違った、塾の授業ともちょっと違った、少し記憶に残ってるっていうような形で生徒さんの定着に役に立てたらなという風には思ってます。
生徒さんの苦手科目を指導する際に工夫していることはありますか?
苦手な場合は基本的に自信をなくしちゃっているので、まずは解ける問題をたくさん出して『解けたね』『解けたね』っていう成功体験を重ねていって『ここまでできた』という事から自信を回復してもらうのが大事かなと思っています。
その際に保護者の方々に協力を求めることはありますか?
宿題の丸付けをご家庭でお願いしてるので、できているかのチェックとできていたら褒めてもらったり、という事はお伝えしています。
生徒さんの得意科目を指導する際に工夫していることはありますか?
ちょっと負荷をかけて背伸びすれば解けそうという問題をじっくり考えてもらうことにしています。
その時にわざと『これはちょっと難しいよね』と言うと、そういう生徒さんはそれが解けるとすごく嬉しいので、『すっごい難しいよね』と言いつつレベルとしてはちょっと背伸びすれば解けるくらいのところの問題を出して『私、難しい問題解けた』っていう気持ちになっていただく事が多いですね。
塾と家庭教師を併用しているご家庭へどんなアプローチをしますか?
まずは、私は塾ありきだと思っています。
塾で過ごす時間の方が圧倒的に長いですし、宿題も授業も塾の方が多いので、塾の授業を無駄にしないために家庭教師を補佐にするという風にお伝えしてます。
塾と切り離して家庭教師用に『このテキストをやってください』というご家庭もいらっしゃるんですけど、そういう場合はまず塾の成績を確認して、取りこぼしがあるのならこっちを優先しましょうと言います。塾の授業で子供が1回聞いて全ての内容を理解しているわけはないんです。
ですので、そこの復習をしたり、定着をしたり。あとはテストの前ですよね。
組み分けテストとかになると急に気持ちが『やる!』となるお子さんたちのそのモチベーションを上げつつも、『やる!』という範囲が『テキスト5回分全部見直しする』と。それはテストまでに終わらない量だからというのを、ここを重点的にやろうって方向付けをして、塾で受ける授業が無駄にならないようにアドバイスしてます。
家庭教師だけで中学受験をするご家庭へどんなアプローチをしますか?
周りとの比べる比較対象がないので、まず必ず模試を受けてくださいっていうこと。
あとは家庭教師のいい面でもあるんですけれども、塾に行ってる生徒さんだとカリキュラム通りに進んでいくので、出来ようが出来まいが受験まで押し流されてしまうのですが、家庭教師であればできないところは何週も繰り返すことができます。一方で、ペースがどんどん崩れていく可能性もありますから、進捗のご相談ですね。
ご家庭と『現時点でここまで進んでいておそらく入試までにはここまで進む予定です』『◯月からは過去問に入ります』など相談するようにしています。
受験生への応援メッセージを
お願いします
テストにおいて1番大切なことは落ち着くことです。慌ててしまうとすごくミスが増えてしまいます。
ですから落ち着くこと、これを心がけてください。
あとは今まで学習してきたことを自分の自信にしてください。
頑張ってください、応援しています。
今後、一橋セイシン会で指導を
受けてくださる方へ
ご検討いただいいてるとしたら不安やお悩みがあるんだと思います。
その不安やお悩みが漠然としている場合は、(プロに)話を訊くだけでも何に不安を感じているのかが明確になると思います。その上で、その明確になった不安に対して色々な解決策をアドバイスできるんではないかなと思ってます。
「自分が厳しいな苦しいなって思ったら、
それは自分が成長してる証拠です」
志望校合格を目指すご家庭へ
指導をする上で大切にしている
ことはありますか?
一緒に伴走していくようにしているんですね。
週1回しか行かないんですけれども、家庭学習で分からないところがあったら写メで送ってもらってそれを返すっていうのをやっています。
毎日のように送ってくる子もいますし、夏休みだと朝送り返すと翌朝お代わりで送ってくる子もいて、そのやり取りをずっとしながら伴走者としてやっていく覚悟でいます。
ご家庭も一番多いのはお父様お母様が教えている段階で喧嘩になる・険悪になる、その部分がこれで解消できれば、安心してもらえるのかなとは思います。
生徒さんの苦手科目を指導する際に工夫していることはありますか?
その子のいい科目をすごく褒めて、あれができるんだから、理科だってやれるよねっていうのを根気よく言っていきますね。
それを言うとすごく嬉しそうにその科目のことについて話してくれるんですよね。そんなにできるんだから理科も大丈夫だよって言うと色々愚痴は言うんですけど、続けていけば自信にもなるし、やっぱできたよねっていうところに繋がってきますね。
塾と家庭教師を併用しているご家庭へどんなアプローチをしますか?
塾のペースっていうのをちゃんと知って、そのペースをしっかりと生徒さんがやって効果が最大限になるようにしなければいけない。だからカリキュラムをただやっているだけでは身につかないと思う。
質問対応、分野での優先順位もあるので、そういうアドバイスをしてあげることで、塾に行っている効果は最大限に高められるのではないかと思います。
家庭教師だけで中学受験をするご家庭へどんなアプローチをしますか?
ライバルがいないので、その部分に自分がなってあげながら、上に上に引っ張ってあげないといけない。だからちょっと厳しめになるところはありますね。
家庭教師だけの場合っていうのは家庭学習の量が少なめになりがちなので、そこのところを多めにしっかりと塾の人たちと同じような量で練習できるように指導してあげないといけないですね。
指導を担当したご家庭との心に残るエピソードはありますか?
この間すごい嬉しかったのは女学館に進学した高校1年生になる子で、算数がすごく苦手でSAPIXの時はAクラスだったんです。
それなのに入ってから数学が好きになっていて、お母様はそれをすごく驚かれてて『今200人中30位以内をキープしてるんです。先生あの子が理系に行くなんて信じられますか』っていうのが来て。
それは私のおかげだって言ってくれたんですけど、もう4年も離れてるし、女学館の数学の先生方が魅力的なんじゃないですかって返して。
私も中学の時の数学の先生がすごい面白い先生で数学が面白くて好きになった口なので、その(女学館の)先生たちがきっといいんじゃないですかって言ったら『また大学進学まで報告させていただきます』っていうのですごい嬉しかったんです。
そういう連絡が1年に1回とか来ると嬉しいですね。
指導を担当したご家庭からも先生のおかげです!とのお言葉を頂いています
ご家庭も含めてのチームなので別に私がどうのこうのっていうのもないですしその子も最後頑張りました。
1点でダメだったという学校の中で勝負してきたんですよね、その場所の中で。一緒についてくわけにはいかないし、アドバイスしかできないから、勝負してきたのは彼なので、それは言ってくれるのは嬉しいですけど最後踏ん張りが効いたんじゃないかと思いますよね。
受験生への応援メッセージを
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いつも山登りに例えるんですけども、山が高ければ高いほど装備も練習量も苦しさも全部厳しくなっていくんです。自分が厳しいな苦しいなって思ったら自分が成長してる証拠なんです。
それがやりやすい練習で終わってる子はあんまり苦しさを感じない。それは自分に果たして練習になってますかって問いかけて欲しい。
今自分が憧れている人、どのジャンルとかどの世界でもいいんですけど、キラキラ光輝いてこうなりたいな、すごいな素敵だなって思う人はきっとそういうストレスと戦った人なんです。
大人になるっていうことは色々な壁とか困難を乗り越えるんですけど、1週間とか1ヶ月で乗り越えられないものを受験の時に半年、1年で乗り越えたのであれば、それはこれから来る困難とか試練とか必ずその時の糧になって自分の知らないパワーとなって乗り越える原動力になると思うんです。
だから、自分が苦しいと思ってる時は上達してる時だと思って、しっかりそこのところを乗り越えてコツコツやってほしいですね。
うまくいかない方が多いと思うんですけど、それが成長に繋がりますね。
「国語は全部の学問に通ずるものですので、
楽しい、面白いって思ってもらえることが目標ですね」
志望校合格を目指すご家庭へ
指導をする上で挑戦してみたい
ことはありますか?
お子さんの第一志望合格が1番なんです。
ですけれども、できれば国語という科目の地位を上げたいですね。国語は全部の学問に通ずるものでありますので、国語があってこその他教科っていう風に思ってもらえるように、国語自体を楽しいと面白いって思ってもらえることが1番の夢で目標ですね。
生徒さんの苦手科目を指導する際に工夫していることはありますか?
(読解の場合)
読解が苦手な子はとにかくまず語意を増やすというところから。
ちょっと逆転するかもしれないですけど知識問題からやらせてるんですね。知識問題ができると本文が読めるので、本文が読めると楽しくなるので理解できたところを結構盛り上げて褒めて、みたいな感じですかね。
なので、本文をまず読んでもらうっていうところと、お子さんによって興味のあるジャンルが題材として出る文章読解があると、その話を広げてあげて文章自体に興味を持つと読めた気にもなるので、
文章をとにかく大事に読む、ベースの知識をつけるということは意識しております。
生徒さんの苦手科目を指導する際に工夫していることはありますか?
(記述の場合)
まず『とにかく何でもいいから書きなさい』と『間違ってもいいから書きなさい』っていうことでやるんですが、それもちょっとダメだという場合は、まず模範解答を丸写しさせます。
これが本文のどこにあるかな?っていうのを、その表現のヒントを本文から探してもらって、こういう風に答えを作るんだよって。じゃあ一旦、模範解答を隠してもう1回同じの書いてみようか、本文からっていうところからですね。
まずはいい答えを見せて、それをなるべく作れるようにすると。それは心がけてます。
生徒さんを合格させるための
こだわりはありますか?
一通り教えることを教え切ったら、結構早めに過去問に触れさせてしまいます。
受験しない学校の過去問にもですね。
スタンダードな問題の学校を選んでやらせると意外に点が6割ぐらい取れてくるお子さんがいらっしゃるので、そうするとあなたはここに受かるよっていう風なお話がやっぱりできます。
そうすると子供も『え、じゃあ過去問もっとやりたい』ってなった時に自分の志望校の過去問にあたらせやすくなるので。
やっぱりテストの機会は多い方がいいなと思っているので。
私は過去問を結構使い、それを丁寧に解説するということはやってますね。
指導を担当したご家庭との心に残るエピソードはありますか?
中学受験は12月が最終模試になるんですけれど、12月まで1度も合格圏に出なかった生徒さんが結局2月で第一志望まで行ったことがありまして、
本人がまず諦めなくて質問の量がすごかったです。毎日メールで質問してきて、何度もテストの用紙を送ってきて。
親御さんは、実は裏で受験対策をもう1つ、もう1本の進路を考えてらしたんですね。
もしお子さんがちょっと挫折してしまっても、もう1本の道をこっそり用意しておいて。
やっぱり親御さんが冷静だったっていうのも、すごく助けていただいたのもあるんです。
子供には『とにかく何度も質問して、一生懸命やりなさい』で、ただ裏ではお母さんが『先生この学校も選ぼうと思うんですけど』っていうことを別ルートで質問をくれて、それがうまく合格に結びついたなと。
後から聞くとお子さんも薄々、親御さんが別ルートを用意してるのも知ってたと。それを知って頑張らなきゃということで。
3日間ぐらい入試がある学校で、初日ダメだったんですけど2日目でなんとか第一志望に受かっていただいて。それは本当に印象に残ってますし、12月でも諦めないでねっていう話はそれのおかげでできてますね。
受かる生徒さんの特徴は
ありますか?
あります。質問が多いです。ものすごく聞いてきますね。唯一だと思います、それが。
例えば、記述答案を模範解答と見比べて一言違っても『なんでこれ違うんですか?』って聞いてくる子であるとか、知識問題ができなかった時『どうやって勉強したらいいか』って聞いてくるお子さんは強いですね。
苦手を克服するための質問がうまいお子さんですね。それは絶対伸びますね。
受験生への応援メッセージを
お願いします
これから中学受験のお勉強されようと考えてる皆さん。
中学受験のお勉強は本当に大変ですし、途中でくじけたり受験を辞めたりしたくなることもすごくあると思うんですけれども、何のため勉強するかというと、楽しい夢の中学生生活のため、皆さんのこれからの楽しい学校生活のために勉強しますので、まず頑張って勉強して欲しい。
でも、勉強してと言われただけではなかなか机に向かうこともないと思いますので、好きな科目を増やして、その中に国語を是非入れて欲しいです。
国語の楽しさだったらいくらでも教えることができますし、将来大人になってから国語ができるようになったというのはすごく良かったなと思ってもらえると思います。
皆さんと一緒に勉強していく中で、国語の良さ、楽しさというものを伝えられたらと思ってますので是非一緒に頑張っていきましょう。
「今まで一生懸命、何年間も頑張ってきた勉強は
基本的に自分を裏切らない」
志望校合格を目指すご家庭へ
塾の講師や家庭教師の“教える仕事”の魅力を教えてください
私は毎年指導していますけど生徒さんにとっては本当に人生の一大イベントなので、毎年毎年、中学受験する生徒さんが人生をかけて全身全霊で挑んでいるので、それをサポートして見守って結果を掴んでいって人間として成長していくっていうのを見守るというのがすごくやりがいではありますね。
オンライン指導で工夫している
ことはありますか?
特に小学生ですとこちらがちょっと気を抜くと少し生徒さんが遊んでしまったりとか、集中していなかったりすることが出てきてしまうので、必ず相手の生徒さんの顔とノートと手元を見つつちゃんと集中してやっているか一番気をつけていますね。
生徒さんの苦手科目を指導する際に工夫していることはありますか?
結局教えること全般で注意してることですけども、自分を基準にしないで自分がこれは当たり前で分かるだろうってことはあまり気にせずに、生徒さんの目線に立って客観的にどこが原因で詰まっているのかっていうのを、その生徒さんの立場に立ってしっかりと細かく分析していくところですかね。
ここがこうなっているから間違っちゃってるだけだなっていうのをしっかりと原因を把握して解決していこうというのは心がけてます。
塾と家庭教師を併用しているご家庭へどんなアプローチをしますか?
基本的には塾で教えているやり方を家庭教師の方で確認して、そのやり方がまず生徒さんに合っているのか、完全に合ってないまでもその子なりにアレンジしてあげた方がいいような場合は解法をもうちょっと噛み砕いてあげて生徒さんに理解させてあげて、あとは塾の宿題のどういうのが出されているか優先順位付けとかですね。
そういった日々の学習のサイクルを整えてあげたりですね。
家庭教師は塾の学習をうまく回らせるためのサポートに回るのが1番私はいいのではないかと思います。
やはり集団の方が勉強時間も多いですし、家庭教師は集団に比べると時間的に少ないことが多いので、塾の勉強と宿題が生徒さんにとって1番効率よく回るように家庭教師の方で調整をしてあげるというのが1番効率的なのではないかなと思います。
家庭教師だけで中学受験をするご家庭へどんなアプローチをしますか?
やはり集団の塾と比べて家庭教師ですと、基本的には週の家庭教師中の授業時間というのは少なくなることが多いと思うので、その分、集団で教えてもらうよりも理解度、解法の理解度は上がると思うんですけども、特に中学受験においては『分かる』と『できる』というのはだいぶ差があると思うので、解法を理解した上でアウトプットをしていかないと結局は定着せずに身についていかないので。
家庭教師1本で中学受験をする場合は、家庭学習ですね、家庭教師の授業がない時の家庭学習の質と量を確保していただいて、勉強時間・演習時間・アウトプットの時間をかなり多めに確保してもらうことが重要だと思います。
生徒さんを合格させるための
こだわりはありますか?
やっぱりスケジュール管理ですかね、大まかな。
中学受験ですと学校によってどこのレベルまで算数を上げればいいかとか、学校によって変わるので、この学校に行きたいのであればこの時期までにこのレベルまでちゃんと固めて、この時期からは過去問に入って、と学校ごとに変わってくることが多いので、その辺は注意してやっていますね。
受験生への応援メッセージを
お願いします
おそらく大体の生徒さんが小4小5から一生懸命、中学受験の勉強をしてきたと思うんですけども、今まで一生懸命何年間も頑張ってきた勉強は自分を基本的に裏切らないので、今までの自分の勉強を信じてください。
本番で自分の今までの数年間の成果を出し切るということを、それを第一の目標としてですね、体調を整えて気持ち的に自信を持って入試に挑んでいただければと思います。
「私が教えたことを生徒さん自身が
自分で考えて実行できるように意識しています」
志望校合格を目指すご家庭へ
指導をする上で大切にしている
ことはありますか?
私が意識していることは3つあります。まずはシンプルであること、そしてシステマティックであること、そしてシナジー。
国語を学ぶことで他の科目も伸びていける、そのような指導を心がけております。
生徒さんの苦手科目を指導する際に工夫していることはありますか?
(国語の場合)
国語が苦手っていうお子様の状況をよく聞いてみると、なんとなくというか、どうやって勉強したらいいのか分からないっていう方が多くいらっしゃるので、まずはきちんとした方法論、どうやって読んでいくのか、そしてどうやって解いていくのかをきちんと方法論として伝えることに集中しております。
原因を色々と探ってみると、結局たどり着くのが漢字であったり言葉・語彙力であったり、そこに問題があることが多いので、まずは漢字と語彙力をつけていただく。で、同時に読み方・解き方を伝えていく。その両方から攻めていくアプローチをしております。
生徒さんの苦手科目を指導する際に工夫していることはありますか?
(社会の場合)
まず地理に関しては、一番応用問題が作りやすい分野でもあるので、なぜそのような現象が起きるのか、『地形の理』と書いて地理なので、しっかりその原理を説明するようにしております。
そして歴史に関しては、いかにしてその時代ごとの特色を捉えてそして体系的に整理できるか、そこがしっかりできれば得点を重ねていける分野なので、体系的にまとめるようにしております。
政治に関してはやはり今のニュースなどしっかり見ていただいて、まずは関心を持っていただく。そして地理・歴史に比べれば学ぶ分量が少ないので、集中してまとめて一気に把握できるように努めております。
生徒さんを合格させるための
こだわりはありますか?
私が一番大切にしているのは生徒さんの再現性です。
私がいくら教えても生徒さんがそれを実行できなければ意味がないと思っていますので、私が教えたことをしっかり生徒さん本人が自分自身で考えて実行できるようにいつも意識しております。
指導を担当したご家庭との心に残るエピソードはありますか?
正直、一人ひとりドラマがあり状況も違って、私にとっては一人ひとり本当に忘れられない生徒たちなんですけども...
一番忘れられない生徒さんは、すごく国語にセンスがある女の子の生徒さんで、今までの中で一番センスもあるし、できる子だなって思ってたんですね。
それで、その子が女子学院を受験したのですが本番で算数が良くて半分、もしかしたら30点台かもしれないっていう...
受験が終わった直後の採点でちょっと厳しいかなと思ったんですが、合格を勝ち取ってきました。
その子に関しては国語でねじ込めたなと。それが一番印象に残っております。
受験生と保護者の方々への
応援メッセージをお願いします
受験生の皆さんへ。
1月の1ヶ月は本当に力が伸びる時期となっております。
今までやってきたことの総まとめをしっかりして悔いのない日々を過ごしてください。
保護者の方へ。
最後の1ヶ月は特に生徒さんのマネージャー役に徹してください。
まずは体調管理、そして基本的な計算・漢字、そしてまとめの管理など。しっかり管理してあげることで、生徒さんは安心して受験に臨むことができます。とにかくマネージャー役に徹していただけると合格率が高まっていくと思います。頑張ってください。
今後、一橋セイシン会で指導を
受けてくださる方へ
国語を勉強はしているけれども、どのようにしたら成績が上がるのかお悩みの生徒さんへ。
国語は方法論に従って勉強していけば必ず伸びる科目です。それぞれの文章ジャンルごとの読み方、そして記述問題の解き方・選択肢問題の解き方。
それぞれしっかり体系的に学んでいけば、必ずできるようになる科目です。
私と一緒に勉強して合格を勝ち取りましょう。