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跡見学園中学校
-算数の入試傾向と合格対策-
このページでは、跡見学園中学校の算数の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
跡見学園中学校の算数で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
| 跡見学園中学校 算数 2023年入試データ | |
|---|---|
| 配点 | 100点 |
| 試験時間 | 50分 |
| 大問数 | 4題 |
| 頻出分野 | 計算、和と差、割合と比、図形、数の性質、調べ・推理・条件の整理など |
跡見学園中学校 算数の入試問題の傾向
「計算問題」「一行問題」「応用問題2～3題」という出題構成
跡見学園中学校の算数は、数年前まで、試験時間50分、大問5題という形式で安定していましたが、近年では大問4題となり、後半の応用問題の設問数が増えました。問題の構成としては、大問1が計算問題、大問2が一行問題、大問3・大問4が3問前後の小設問を持つ応用問題となっています。
後半は捻った問題が出されることも
出題分野を見ると、「数の性質」から「比」、「図形」、「特殊算」に至るまで、幅広い分野から問題が出されています。問題の難度としては、大問1、大問2は基本レベルの問題です。
後半の大問3以降は、標準的なレベルの問題がほとんどですが、時折、ひねった難度の高い問題が出されることがあるので、油断はできません。
「解答の過程」を書く力も必要
また、解答用紙を見れば分かる通り、大問1、大問2は、解答用紙に答えだけを記入する解答形式です。一方、後半の応用問題2題では、解答用紙に式や考え方を記入する欄が設けられています。
全問同じ5点配点であると予想されるので、合格点を取るためには、式や考え方といった「解答の過程」を書けるようにしておくことも必要になります。
跡見学園中学校 算数で合格点を取る対策ポイント
大問1と大問2で配点は約50点
跡見学園の算数の合格ラインは、年にもよりますが、ほぼ60%前後です。大問1の計算問題、大問2の応用小問は、合わせて50点前後の配点です。そのため、大問1、大問2を確実に得点することが合格の条件になります。
ただ、跡見学園の算数では、「工夫が必要な計算問題」や「典型題を少しひねった一行問題」も出されます。また、図の面積や体積を求める問題が毎年のように大問2で出題されているので、しっかりと対策しておきましょう。
こうした問題をすんなり解けるくらいの「基礎力」を確実に養っておきましょう。
「試験の取り組み方」が合格のカギ
跡見学園の算数で合格点を取るポイントとなるのが、時間配分など、「試験の取り組み方」です。跡見学園の算数では、問題の難易度の差が比較的大きくなっています。ただ、跡見の算数の場合、問題ごとの配点はすべて同じと推測されます。
そのため、難しい問題に時間をかけるよりも、解きやすい問題から解いていく方が、高得点を取れる可能性は高くなります。
過去問で演習をする際には、「問題を見て、解き方が分からなかったら飛ばす」「途中で詰まったら飛ばす」など、試験中の取り組み方にも気をつけることが大切です。
第一回試験から第三回試験まで、ほぼ同じ出題傾向
跡見学園の入試試験は、毎年、第三回まで行われます。どの回数の試験でも、出題分野、出題形式に大きな差はありません。ですので、後半の試験になればなるほど、合格するためにはより高い実力が求められます。
逆に言えば、頻出単元に大きな変化がないので、「図形」「数列」「規則性」「濃度」「速さ」など、よく出される分野から対策しておくことがポイントです。
「求積問題」の対策は重点的に
出題分野の中でも、「図形」分野は、中学受験生が苦手としやすいところです。ただ、跡見の算数では、「図形」の問題はかなり大きな割合を占めるので、特にしっかり対策をしておいてください。
具体的には、「平面図形」の「比と絡めた求積」「立体と絡めた求積」「規則性と絡めた求積」などがよく出されます。過去問を使って、多くの問題に触れておきましょう。
跡見学園中学校の算数で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。
