大妻中野中の算数の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

「前半は基本、後半は応用」という定番構成

大妻中野中学校の算数は、例年、大問4題構成となっており、出題される設問の内容には一定のパターンがあります。大問1が計算問題、大問2が応用小問集合題、大問3以降が応用問題です。

前半に基本レベルの問題が出され、後半に難度の高い問題が出される、中学入試ではオーソドックスな構成の試験と言えます。

解答欄に「単位」が印刷されている

数字だけを答える解答形式となっており、解答欄には、答えの単位が印刷されています。

ただ、後半の応用問題では、1、2題程度、解答の過程や途中式の記入が求められる場合もあるので、注意が必要です。

ばらつく難易度

年によって、平均点が大きく上下するのも特徴のひとつです。 一般入試の受験者平均点の推移を見てみると、50～70点台までまで年によって様々です。とはいえ受験生のレベルはそれほど変わらないので、落ち着いて挑みましょう。

「計算・一行問題」は確実に得点する

合格点を取るためには、前半で出される計算・一行問題を確実に得点することが必須条件になります。 前半の問題では部分点がなく、ケアレスミスが命取りとなるため、確実な計算力を身につけておきましょう。

「場合の数」「求積問題」は対策を万全に

出題単元を見ると、大妻中野の算数では、ここ数年、「場合の数」「濃度」「図形の角度・面積」を求める問題が必ず出題されています。これらの単元は、後半の応用問題でよくみられます。

この中に苦手な単元があると、大幅に点数を落としてしまうことになるので、苦手はしっかりなくしておくことが重要です。

過去の問題を演習する

実践的な問題演習をしましょう。どの分野でも計算過程や図をノートに整理しまとめるようにしてください。そうすることで、一度解けた問題でも別の解き方がないか考える力が養えます。