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文章題が苦手な場合の対策 文章題は●●●で考える
中学受験の算数において、文章題が苦手なお子さんは多いと思います。
文章題を苦手にする理由で多いのは、何を聞かれているのか、何が問題を解くヒントになっているのかを見つけられないということです。
なかには、長い問題文を見ただけで、嫌になってしまうお子さんもいます。
つまり、読解力の問題です。
文章題は●●●で考える
- 文章を見ながら考えない
- 図を描けるようにする
文章を見ながら考えない
そういった文章題を解くテクニックとして、「図を描く」というものがあります。よく使うのは線分図ですね。
複雑な文章題であればあるほど、図で考えられるようになると、解きやすくなります。
なぜなら、図の方が頭も整理できてわかりやすくなるからです。
問題文を図に直して、図だけを見て考えるようにすると、ちょっとひねったような表現にも惑わされなくなります。
(例)
2つの整数があります。大きな数と小さな数の和は20、差が6のとき、
2つの数はいくつですか。
これを線分図で表すと・・・
文字で考えるより、図を見て考えた方が、考えやすくなります。
模範解答のような、綺麗な図を描く必要はありません。整理することが目的なので、お子さん自身が見てわかる図であれば、OKです。
図を描けるようにする
もちろん、なかには、図を描くこと自体が苦手なお子さんも多いと思います。
「どうやって描けばいいかわからない・・・」と手が止まってしまうお子さんも多いのではないでしょうか。
そこで、図を描いて解けるようになる方法についても、ご説明しますね。
①簡単な基本問題で図を描く練習をする
結論を言うと、線分図を「描けない」お子さんはいません。単に、線分図の「描き方が分からない」あるいは「慣れてない」だけです。ですから、まずは線分図を描くこと自体に慣れることが先決です。
まずは簡単な問題から肩慣らししていくことをお勧めします。それこそ一行問題でも構いません。
難しい・わからない問題だから図に描くのではなく、自分で解ける問題から図に描いて考えることが大切です。
②模範回答をマネする
模範解答の図を見ることもいい練習になります。完成した線分図を頭に入れた後、練習をしてみてください。つまり、「マネ」ですね。
図を描くことが苦手なお子さんも、とりかかりやすくなります。
「図で考える」ことは受験学年になったときにも大いに役立ちます。まだ時間に余裕のあるいまのうちに、少しずつ練習をしていってください。
最初のうちは、保護者の方も一緒に考えて練習するのがお勧めです。