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雙葉中学校
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、雙葉中の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
雙葉中の国語で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
雙葉中学校 国語 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 | 大問数 | 3題 |
頻出分野 | 読解問題、知識問題、表現など |
雙葉中学校 国語の入試問題の傾向
雙葉の入試では、「読解力」「論理力」「語彙力」「記述力」において、どれも非常に高いレベルが要求されます。
雙葉は、他の女子御三家よりも倍率も飛びぬけて高いですし、国語に自信のある首都圏最上位層の女子受験生が集う入試となります。生半可な対策では合格は勝ち取れません。
とにかく「書く」という作業が重視され、字数制限のない記述問題が多く出題されているのが大きな特徴です。
出題構成としては、大問3題が例年のパターンです。
読解問題は、随筆文や物語文一本勝負で1題しか出題されない年度もあれば、随筆文・論説文・小説文から組み合わせ2題という年度もありました。
漢字はほぼ毎年出題され、書き取り問題が多く見られ、「四字熟語」「敬語」などの知識問題が大問として1~2題出題される年度もあります
雙葉中学校 国語で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、雙葉中の算数で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
雙葉の国語は、とにもかくにも記述対策です。とにかく手を動かし、量をこなして、長い文章を記述することに慣れることが必要です。
記述問題では、「自分の意見を述べる」というタイプの記述問題ではなく、どちらかといえば「言い換え」や「要約」「再構成して説明する」というタイプの問題が多いです。
「本文のストーリーや心情の変化(物語文)、論旨を理解すること」「文中の語句を使い、論理的に再構成できること」「設問の指示を理解し、問われていることに正しく答えること」を意識して対策するようにしましょう。
また、問われている内容に「簡潔に」答えてしまうと、「解答欄が半分も埋まらない」ということがよくあります。
ところが、そうした問題の場合、「本文を探しても、追加で盛り込む内容が見当たらない」、「書くことがない」という状況に陥りがちになるのも特徴です。
この場合、本文に書かれてない内容でも、出来ごとや心情の背景を想像し、膨らませて記述することが必要になります。
「これ以上、書くことがない」と手が止まらないようにしましょう。
読解問題の出典作品もさまざまです。
過去には『学者アラムハラドの見た着物(宮澤賢治著)』が出題されましたが、読解のポイントとなったのは、キリスト教的な「他人を愛し人を許す」という思想に共感できたか、理解できたか、という点でした。
単純に、学力、国語力を問うだけでなく、雙葉が求める人材を選抜する、という側面があることも理解して入試対策に臨みましょう。
こうした「読解力」と「表現力」がバランスよく見られる記述問題で点数を取るには、まず読解力を身につけ、そのうえで表現力を養うことが大切です。
また、表現力を下支えする「語彙力」にも、非常に高いレベルが求められます。
漢字問題も、単なる書き取り問題ではなく、語彙力がないと対応できない問題が出題されます。
雙葉中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。