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攻玉社中学校
-社会の入試傾向と合格対策-
このページでは、攻玉社中学校の社会の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば攻玉社中学校の社会を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
攻玉社中学校 社会 2023年入試データ | |
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配点 | 50点 |
試験時間 | 40分 | 大問数 | 3題 |
頻出分野 | 地理総合、歴史総合、政治総合 |
攻玉社中学校 社会の入試問題の傾向
「地理」「歴史」の比重が大きい
攻玉社の社会は、試験時間40分、大問2問、小問数は25題という出題構成です。2021年度の出題分野は「地理総合」が中心になっていました。
また、2018年以降に見られた記述問題が2021年度以降は出題されていなかったり、22022年には「地理」「歴史」だけでなく、「政治」の総合問題が出題されることで大問が3題構成になるなど、出題傾向にばらつきが見られるようになっているので注意が必要です。
「記述問題」に注意
攻玉社中学の社会では、2015~2017年には記述問題が出題されておりませんでしたが、2018年以降に復活しています。2020年にも100字程度の記述問題が出されていました。しかし2021年度以降は出題されていません。このように出題傾向にばらつきがあるため、出題されても対応できるよう、記述問題への十分な対策が必要になるでしょう。
長いリード文を用いた出題が特徴
また、攻玉社の社会は、「リード文」が長いのも特徴のひとつです。年度によっては一問一答で対応できる、表を用いた文章問題などが中心になるときもありますが、例年1~2題は長いリード文の問題が出題されます。
2020年には岐阜県への旅行を題材とした問題、2021年には新幹線を使った複数の都道府県への旅行を題材とした問題が出題されました。様々な問題に対応できるように、基礎をしっかり学習することが得点へと繋がります。
時間配分について
設問にいたるまでのリード文が長かったり、設問自体も入り組んでいたりする場合があります。そのため、問題数はさほど多くはありませんが、時間がかかることも予想されます。記述問題もありますが、設問自体は難問が少ないため、設問にも目を通してから問題文を読み、分かるところから焦らずに問題を解いていきましょう。
攻玉社中学校 社会で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、攻玉社中学校の社会で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
歴史分野の対策は「広く浅く」
攻玉社の社会で合格点を取るためには、比重の大きい「歴史」分野の対策を重点的にしておくことが必須です。ただ、歴史の問題は、細かい知識を掘り下げるような設問ではなく、「流れを大まかに掴んでいるか」を問う問題や、「年代・人物・政治・経済・文化に関する知識」を問う問題など、「広く浅く」を問う問題が中心です。また重要事項に関しては漢字で書けるようにしておきましょう。
そのため、中学入試の社会の対策としては一般的ですが、自分なりに年表を作ってみるのが効果的です。余白を広めに取った年表を作り、新しい知識を学んだら、年表にどんどん書き込んでいくのもいいでしょう。
独自問題に慣れる
攻玉社の問題はとても特徴的な出題形式になっています。問題を理解する手間を省くためにもこの出題形式に慣れておく必要があります。出題傾向にもばらつきがあるため、5年ほどの過去問を何回も解くことで、問題になれておくことが重要です。
地理は幅広く
地理分野は以前は二択問題か一問一答問題形式でしたが、2017年以降はリード文と図を組み合わせた問題になっています。近年は旅行を題材にするなど出題の工夫が見られますが、都道府県に関する問題が多くみられます。問題自体は多少複雑になりましたが、問われていることは基礎的な内容です。
地理の対策をする際には、例えば、米や野菜の農業産出額上位5位までの県など、基本的な知識を頭に入れておくことが大切です。分野問わず幅広く対策をしておきましょう。 わからない部分があれば必ず地図帳で場所を把握するようにして、インプット出来るよう勉強をしましょう。
出題形式の変化に注意
2015~2017年の3年間と2018~2019年では、出題形式に変化が見られます。また2022年には大問が1つ追加されるといった変化もありました。いずれの出題形式にも対応できるよう、過去5年分以上の過去問を解き、出題形式の違いを把握した上で、問題に慣れましょう。
2022年の大問追加によって「政治」の比重も今までと比べると高くなっています。また記述問題や時事問題にも効果的であるため、普段からニュースや新聞などで社会的な問題にも興味を持ち自分なりの考えや意見を深めておくことも必要です。
攻玉社中学校の社会で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。