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四谷大塚 理科対策
カリキュラムの特徴と
対策ポイント
四谷大塚 理科対策
四谷大塚の
「理科」の特徴について
理科は、算数や国語に比べて勉強時間が取れなくなりがちです。
そのため、直前になっても思うように成績が伸びず、苦戦するお子さんが多いようです。
また、間違った勉強法、的外れな対策をしてしまうと、「頑張っているのに理科の成績が上がらない」「受験科目の中で理科が足を引っ張ってしまう」という状況に陥ってしまいます。
このページでは、四谷大塚(準拠塾を含む)の理科のカリキュラムや教材の特徴や注意点、理科の成績を上げるための勉強法についてお伝えしています。
お子さんの理科の成績を上げるために、少しでも参考になれば幸いです。
ぜひご覧頂ければと思います。
四谷大塚(準拠塾を含む)の理科の注意点
5年生までに受験範囲を一通り学習するカリキュラム
四谷大塚では、5年生までのうちに中学受験の一通りの内容を終え、6年生では総復習と演習に取り組む前倒し型のカリキュラムです。
また、現在の四谷大塚は、1回の授業でその単元の内容のほぼすべてを学習する構成になっています。
その結果、例えば、「光」「月の公転周期」などのかなり難しい内容を、5年生の段階で詳しく学習してしまうことになります。
このような単元を5年生のお子さんが完全に理解するのは難しく、つまずいてしまうことも多いようです。
5年生と6年生では理解力がかなり変わりますので、5年生では基礎的な範囲をしっかりと理解することを心がけ、6年生になってから、理解した内容を深めて応用力をつけるような進め方が良いでしょう。
しかし、塾の授業では、取り扱う問題のレベルや優先順位について、詳しく触れずに進んでしまうこともあります。
そうなると、お子さんが普段の学習の中でどこに力を入れるべきか分からず、ただ時間を費やすだけになってしまう恐れもあります。
教材は「詳しすぎる」?
四谷大塚(準拠塾を含む)のメインテキストである『予習シリーズ』の理科は、内容がとてもよくまとまっています。
カラーで写真もたくさん載っていて、特に理科が苦手な生徒さんにとっては、よりイメージがしやすいような工夫がされています。
しかし、「詳しすぎる」と言われるほど内容が詰まっているため、どの情報が大切なのかが見分けづらい、という点に注意が必要です。
中には、御三家レベルの学校でも出題されないような内容もあります。
塾の授業や日頃の学習の中で、「覚える優先度の高い・普通・低い」を見極めていくと良いでしょう。
このような場合、保護者の方や、四谷大塚に詳しい人がお子さんの状況を見て、今やるべき内容とあとでやるべき内容に分けて指示を出していくと、勉強に取り組みやすくなります。
四谷大塚(準拠塾を含む)の理科の対策ポイント
理科が苦手な四谷大塚生(準拠塾生を含む)の対策ポイントは大きく2つあります。
① 復習を通して、習った内容を定着させる
どの科目にも共通して言えることではありますが、復習の時間を取って、習った内容を定着させることはとても重要です。
どれだけその場で理解できていても、復習しなければ忘れてしまいます。
特に、他の科目の勉強で理科の勉強時間を思うように取れない場合、復習の時間だけは必ず作るよう心がけましょう。
一口に復習と言っても、ただテキストの中の太字だけを覚えようとしていませんか。
いきなり太字の部分を覚え始める前に、説明をじっくりと読み、写真を眺め、絵を注意深く見る必要があります。
太字の重要語句は、文章のつながりの中で覚えるようにしてください。
このように、習った箇所のテキストをじっくり読み、復習する時間をその週のうちに必ず取りましょう。
また、本当に覚えられたかどうかを、問題演習などでチェックできると尚良いでしょう。
自分一人では覚えたつもりになっていても、誰かにチェックしてもらうと、実は覚えきれてなかったということも、よくあります。
実際のテストで点を取っていくためには、確実に理解し、覚えて定着させることが重要です。
② 週テスト・月例テストを活用する
四谷大塚の特徴でもある週テストと月例テストは、理科の力をつけるのにとても有効です。
しかし、ただ受けるだけで終わってしまっては、あまり効果がありません。
点数に一喜一憂するのではなく、週テストと月例テストを復習教材として活用することが大切です。
テストが返却されたら、どこは理解できていて、どこは理解が曖昧になっていたのかを必ず確認し、理解が不十分なところは、その場でなくすようにしてください。
また、テストで出た問題はしっかりと復習をする一方で、出なかった問題は振り返らないままにしてしまうと、理解度にムラができてしまう恐れもあります。
月例テストのあとや、夏休み、冬休みと言った長期休みの際に、出なかった問題も見直す時間を取ると、より力がつきます。
まとめると、
- ① 復習する時間を確保し、授業で習った内容を定着させる
- ② 週テストや月例テストはただ受けるだけではなく、復習の教材として活用する
この繰り返しが、四谷大塚(準拠塾)に通いながら理科の成績を上げる対策になります。
ただし、先ほども述べたように、四谷大塚の授業だけでは今のお子さんに「何が必要」で「何が必要ではない(あとでやれば良い)」のかが分からず、時間だけを費やして消化不良になってしまうかもしれません。
もし現在、成績や学習状況に不安があるようでしたら、今後の模試や入試に影響が出る前に、できるだけ早めに対策を行うことをお勧めします。
そこで、四谷大塚に詳しい専門家に対策を任せる、という方法はいかがでしょうか。