- プロ家庭教師の一橋セイシン会 TOP >
- 教科別対策 > 社会対策
四谷大塚 社会対策
カリキュラムの特徴と
対策ポイント
四谷大塚 社会対策
中学受験の社会は、「地理」「歴史」「公民」の3つの分野から出題されます。内容は高度で、センター試験レベルの問題を解くこともあり、覚える量も膨大です。
しかしながら、社会の学習は国語や算数に比べてやや後回しにしてしまいがちです。そのため、学習のタイミングを誤ると受験直前になって足をとられてしまうということが考えられます。
また、間違った勉強法、的外れな対策をしてしまうと、「頑張っているのに社会の成績が上がらない」「受験科目の中で社会が足を引っ張ってしまう」という状況に陥ってしまいます。
このページでは、四谷大塚(準拠塾を含む)の社会について、カリキュラムや教材の特徴、注意点、社会の成績を上げるための勉強法をお話しします。
お子さんの社会の成績を上げるために、少しでも参考になれば幸いです。
ぜひご覧頂ければと思います。
四谷大塚 社会の取り組み
小4,5,6生で学ぶこと
四谷大塚では、4年生で地理分野の基本を学び、5年生以降の土台を確立します。
5年生では、入試で最も重視される地理と歴史の学習、6年生の前半で公民分野に取り組み、後半に総合的にレベルアップを図るカリキュラムになっています。
四谷大塚 社会の教材
四谷大塚の社会では他の教科同様に、『予習シリーズ』を使って学習が進められます。
『予習シリーズ』は、カラー写真や地図、図版が豊富にあり、暗記が苦手なお子さんにも視覚的に興味を引く工夫が凝らしてある教材です。
しかしながら、資料の豊富さゆえに、確実に覚えておくべき要素が分からず、非効率的な覚え方をしてしまうことも考えられますので、お子さん1人に任せるのではなく、大人のフォローが必要となります。
『演習問題集』は、『予習シリーズ』に準拠した問題集ですので、『予習シリーズ』と平行して進めましょう。
6年生ですべての範囲の学習が終了したら、『四科のまとめ』を使って知識の総復習を行い、基礎固めを徹底しましょう。
また、中学受験の社会で盲点になりやすいのが、時事問題への対策です。特に難関校では、時事問題の出来不出来で合格が左右されることも少なくありません。
『ニュース最前線』では国内・国際情勢や主要な出来事について、資料や写真を豊富に使って丁寧に解説していますので、時事問題対策には必携です。
四谷大塚
社会で陥りやすい状況と
その対策
いかがでしたでしょうか。
ここからは、四谷大塚生が陥りやすい状況、さらには四谷大塚の社会の対策について、詳しくお伝えします。
「社会は暗記だけ」と
思っている
ほとんどのお子さんは、国語、算数に比べて理科、社会を後回しにしがちです。
特に社会は、暗記科目と考え、「暗記は苦手だしつまらない」「後にしてしまおう」と考えてしまうお子さんが多いようです。取り組んでいたとしても、宿題を作業のようにこなすだけになっているケースが多いです。
しかし、社会は丸暗記だけの科目ではありません。
例えば、歴史分野では、語呂合わせで年代と出来事を覚えることはできますが、その情報だけでは記述式の問題には対応できません。時代や地域を絡めた、いわゆる「横のつながり」や流れを理解することもとても重要です。
また、「地理」の「時差」や「気候」などの分野では計算が必要な場合もあります。
まずは、お子さんに、「社会は丸暗記科目ではない」ことを理解させてあげることが大切です。
社会の勉強時間がまとめて取れない
次は、時間的な問題です。
社会を勉強しなければならない、とわかっていても、
「算数、国語だけで手一杯になってしまい、社会にまで手が回らない」
というのも多いケースです。
その結果、家庭学習で社会の勉強時間が確保できず、苦手科目になってしまいます。社会のために、まとまった学習時間をとるには、勉強のやり方を見直すことが必要です。
- 「難しすぎる問題に延々と時間をかけていないか」
- 「一問解くのに、時間をかけすぎていないか」
- 「机に座っているだけで、手がとまっていないか」
- 「覚える必要がないことに力を入れていないか」
- 「復習が足りないから、同じ問題で何度もつまづいて余計に時間がかかる」
など、ご家庭で今やっている勉強が、本当にお子さんにとって必要なことかを確認してあげることが大切です。
好きな分野ばかり
勉強してしまう
これもよくあるご相談ですが、お子さんが「好きな分野ばかりを勉強してしまう」というものがあります。
当然ですが、「好きな分野」だけ勉強していては志望校の入試問題に対応できません。
ですので、ご家庭でお子さんの嫌いな分野も、まずお子さん任せにせず、勉強するように管理することが大切です。
嫌いな分野を「勉強しなさい」というだけでは難しいので工夫してあげることが必要です。
例えば、地理が苦手なお子さんなら、丸暗記ではなく、「白地図」教材を使う、歴史が苦手なお子さんなら、図や絵が多い資料集で学習して、興味を持てるようにするなど工夫してあげましょう。
社会は、勉強すればするだけ得点に直結しやすい教科です。成績が上がることによって「社会の勉強は楽しい!」と思うようになり、さらに勉強するようになります。このような好循環を作り出すことがとても重要になります。
しかし、正しい学習習慣を身につけるにはお子さんをサポートできる大人の力が必要になります。
そこで、専門的なノウハウを持ったプロに任せるというのはいかがでしょうか。