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漢字・知識を覚えるのが
苦手な場合の勉強法
覚えやすく、忘れにくい、漢字学習法

こちらのページでは、漢字を覚えるための対策ポイントをご紹介します。

ポイントは、3つあります。漢字に限らず、何かを覚える時には共通してくるポイントです。

覚えやすく、忘れにくい、漢字学習法

  • くり返し学習する
  • 実際に手や口を動かして学習する
  • 関連付けて学習する

くり返し学習する

毎日15~20分の漢字練習を習慣化しましょう。
すぐに習慣化するのは難しくても、一週間頑張って継続すれば、「やらないとなんかスッキリしない」というところまでいけるはずです。
毎日のハミガキやお風呂に入るのと同じような感覚で、漢字練習ができるようにしてください。

その際、新しい字や書けなかった漢字は、1回だけではなく、何回か書いて覚えます。
ですが、書きすぎてもよくありません。10回程度と決めて書くようにしてください。そうしないと、繰り返し書いているうち、知らぬ間に漢字が変形して、間違った漢字を覚えてしまうことがあります。

つまり、やみくもに書くのはNGということです。
とくに低学年のお子さんだと、思い込みで間違ったままの漢字を練習し続けてしまうことがあるので、正しく書けているか(間違えて覚えてないか)、こまめにチェックしてあげるようにしてください。

実際に手や口を動かして学習する

「覚えるのが苦手」という子に限って、教科書やノートを読んだだけで、勉強をおしまいにしているお子さんが多くいらっしゃいます。
ちょっと空いた時間に確認する、というようなときはそれで良いのですが、しっかり勉強する時間をとって取り組むときは、五感を使うことが大切です。

知らない漢字は「目で見て」「手で書いて」「(読み方を)口で発音して」「耳で聞いて」「意味を考えて」覚えることが大切です。

特に「手で書く」ことは重要です。もちろん、機械的に手を動かしていただけでは、なかなか覚えられません。しっかりと漢字の「読みや意味を考えて」書くようにしましょう。そうでないと、書けるけど読みがわからない、意味がわからない状況に陥ってしまいます。

これは漢字の勉強以外にもあてはまります。
たとえば算数の図形問題も、手を使ってわかっている条件を図形に書き込み、その図を見ながら考えることが必要ですよね。
手を使わないことには、考えも先に進まず、答えの糸口も見つけられません。

国語も、漢字以外でも同じです。
問題文を読みながら、大切な部分には線を引き、メモなどを書き込みながら読みすすめることが大切です。
難しい文章を読む時には、意味の区切りや段落同士のつながりを意識して、手を使いながら読むことが特に必要になってきます。

もちろん、漢字を覚えるときも同じです。
頭を使うことと、手を動かすことを同時にすることによって、覚えたことが定着します。
もしお子さんが見て考えるだけになっていたら、手を使って考えるクセをつけてあげてくださいね。

関連付けて覚える

例えば、「豊臣秀吉」「刀狩」「兵農分離」と3つの単語を別々に覚えるよりも、「豊臣秀吉は、刀狩で農民から武器を取り上げ、兵農分離政策を進めた」と3つの単語を関連付けて覚えた方が、1文で単語と意味を覚えられることができ、忘れにくくもなります。

単語を一つ一つ別々に覚えるより、関連付けてストーリーにした方が覚えやすいのは、みなさんもご存知のことだと思います。

覚えるものに何らかの意味付けをすることで、覚えやすくしたり忘れにくくしたりすることができるのです。
漢字であれば、「へん・つくり・かんむり」などの部首を意識すると良いでしょう。
たとえば、「湖」なら「さんずい」から「水」に関連した言葉だと意識する、などです。

また、漢字の問題集では、どうしても1つ1つの漢字の暗記になりがちで、覚えてもすぐ忘れてしまうことが多くなってしまいます。
漢字の問題集だけでなく、文章を読むこともプラスして漢字を覚えることが大切です。読みが同じ熟語でも、文脈で、どの漢字をあてればいいか、判断できるようになるとさらに点が取れるようになります。

また、文章を読んだときに覚えたての漢字が文章中に出てくると「さっき覚えた漢字だ!」と知識の確認ができ、定着します。
文章の中で使われている単語を見ることで、その単語の意味もつかめます。特に、熟語や慣用句などは、この傾向が強いといえます。
ですから、漢字や語句は機械的に単語だけを覚えるのではなく、その単語が使われている文章を読んで覚えることが大切です。
そういう意味で、読書をするのは、漢字や語句の意味を覚えるのに非常に有効な手段です。

この学習法には、国語の教科書を利用してみてください。 国語の教科書は、物語文や説明文のあとに「単元の新出漢字」がまとめられています。
「単元の新出漢字を練習」し、その後で「教科書の本文を読む」という練習をすると、覚えた単語を文章で確認できるので、とても効果的です。
ぜひ試してみてください。

いかがでしたでしょうか?
漢字の覚え方は、他教科の暗記にも応用できるものです。
ぜひ色々な教科の暗記でも試してみてください。

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