- プロ家庭教師の一橋セイシン会 TOP >
- 学年別対策 > 5年生前半の対策
早稲田アカデミー 5年生前半の対策
ここでは、早稲アカにお通いのご家庭が、5年生前半の時期にやるべき勉強法や注意点をお伝えします。
5年生前半で、現在の成績にご不安のある方、これからの効果的な勉強法を知りたい方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
早稲アカ
5年生からの勉強の特徴
早稲アカの小5を対象にしたコースは、Sコース(私国立受験コース)とKコース(公立中進学コース)の2つがあります。今回は、中学受験を目指すお子さんに向けて、Sコースの話をします。
Sコースでは、受験に向けた本格的な学力を養うことを目的としています。そして当然ですが、小4と比較すると、小5は授業のペースが早くなり1週間の学習量が増えます。
ただ、学習量が増えるとはいっても、集団で授業を行う塾ですので、お子さん一人ひとりに合わせた指導は、なかなか出来ないのが現状のようです。
授業は、予習シリーズ5年上・下のカリキュラムに沿って「無理なく・無駄なく・ムラなく」というモットーで授業進めています。
それでは、これから各科目のカリキュラムや特徴についてお話します。
5年生前半の対策は
どうすれば良いの?
5年生の内容は受験に直結する内容になるので、授業→復習というような効率的な習慣に早めに慣れ、早稲アカの学習ペースに遅れないようにしましょう。また、YT講座を活用する場合は、授業→復習→確認といったサイクルになりますが、いずれにせよ早めに慣れておきましょう。
それでは、これから各科目のカリキュラムや特徴についてお話します。
算数
早稲アカの算数は小5のうちに、中学入試で必要とされる内容を全て学習するというカリキュラムになっています。
つまり小5で全カリキュラムが終了となるのです。
1学期には、数の性質、面積、速さなど基盤となる単元を主に学習します。
また、2学期には平面図形を比、速さと比などの比が絡んだ単元が多くなるようです。
ですので、まず5年生の前半は、2学期の新しい単元に入る前に1学期の内容を完全に理解しておきましょう。
ただ早稲アカの授業進度は速く、授業は難しくなっています。
なぜなら、近年生徒数が増えていることもあり、上位層のお子さんを上位校へ受からせている傾向があるからです。
そのため、中堅以下のお子さんがしっかり理解できるまで、講師が指導を行うのは難しいようです。
国語
早稲アカでは、中学入試でよく出題される「物語・小説」「説明文・論説文」「随筆文」を中心に学習を進めます。
読解問題に関しては、文章の構成を正しく理解しながら読解の手順を学びます。
また、記号選択や書き抜き問題、そして記述問題といった解法もていねいに確認していきます。
語句・言語知識についても、あらゆる単元を繰り返し学習し、定着させることに重きを置いているようです。
しかし、早稲アカでは実際にお子さん自身であらゆる単元を繰り返し学習することは難しいのが現状です。
また苦手な単元に関しては、手をつけたがらないお子さんが多いです。
そのため、「定着しないまま次の単元にうつってしまい、分からないことが積み重なってしまう」ということが起こってしまいます。
この対策としては、家庭でどうやって勉強しているか寄り添って見てあげる必要があります。
そして見ている中で、もし苦手な単元を飛ばしている場合はやらせてあげるようにしてみてください。
理科
早稲アカの理科の小5カリキュラムは、1学期に比較的理解しやすい生物・地学の知識を身に着けます。その後、実験観察や考察・計算問題なども扱います。
2学期には、難度の高い化学・物理の計算が学習の中心になります。そのため、解法の確認と定着のための演習に時間をかけていきます。
ですので、小5の前半は2学期に入る前に、「知識を身に着けること」が必要です。
今のうちに用語を覚えておかないと、難度の高い問題に気を取られてしまい、暗記する時間がなくなってしまいます。
もちろん、テストでは暗記していないと解けない問題が出題されます。
暗記問題で点数をとるためには、家庭学習で理科の時間を設けて、「毎日決まった量を勉強して定着させること」が大切です。
社会
小5の社会では1学期では、日本地理、水産業・工業などの産業別地理、最後に地方別地理の順に学習します。
2学期から歴史の学習に入り、1月までにすべての時代を学習します。
小5では、毎週の学習単元興味を深めるために、「今週の話題」という読み物教材を配付します。
早稲アカのカリキュラムでは、短期間で多くの用語を覚えなければいけません。しかし、「社会」は「算数」や「国語」と比べて対策が後回しになってしまうお子さんが多いです。
そのため、「何曜日の何時は社会に取り掛かる」というような習慣を身に着け、手遅れにならないようにしましょう。
多くの小5のお子さんが
悩んでいること
一橋セイシン会では、早稲アカ生に通う小5のお子さんによくあるお悩みがあります。それは、
- ①とにかく宿題が多い
- ②以前やった単元を忘れてしまう
① とにかく宿題が多い
早稲アカの傾向として、多くの宿題をこなせるお子さんを手厚くフォローすることが多いです。
ですので、意欲があっても実力が伴わないお子さんの場合、悩んでしまっているようです。
そして宿題が全然分からないまま、授業を受けるので、「分からないこと」が積み重なっていってしまうのです。
② 以前やった単元を忘れてしまう
カリキュラムがハードなため、今授業で出てくる単元に集中してしまうようです。そのため、以前やった単元を忘れてしまうというお子さんが非常に多いです。
夏期講習などで、復習を授業に組み込んでいますが、夏期講習中のカリキュラムもとてもハードです。
もちろん、これでは「授業中解けていても、テストでは解けない」というような状況となってしまいます。早稲アカでは前期の2月~7月の間に、5回の組分けテスト、第15回のテストの前には全国統一小学生テストもあります。理解しきっていないままテストを受け、ハードなスケジュールでテストの復習もできないまま授業や次のテストを受けても悪循環です。
では、これらのお悩みを解決する方法として何が出来るでしょう。
それは、まずご家庭の方や周りの大人が「何が原因で分かっていないのか」を把握して、一緒に頭の中を整理してあげることです。
実は、これらのことで悩んでしまっているお子さんは、塾に頼れず、自分自身で解決しようと努力している傾向があります。
しかし、お子さんだけの力で宿題、授業の復習、学習管理をすることは非常に難しいことで、効率が悪いです。
そのため、ご家庭でどれだけ学習状況を把握し、学習内容の管理をしてあげられるか、ということが重要になります。特に、早稲アカは復習を重視する傾向にあるため家庭学習でしっかり復習できていなければ、どれだけお子さんが頑張っていても伸び悩んでしまうでしょう。
ご家庭でお子さんが自宅で学習をしている時に
「分からない所を塾で聞けているか」
聞いてみてください。
もし質問出来ていない状況が続いていたら、ご家庭でのフォローが必要です。
また、5年生対象に、NNジュニアという日曜特訓講座が毎月1回開かれています。お子さんが御三家・早慶などの難関校合格を狙っていて、対策に不安を感じている場合は、この講座を有効に活用するのもよいでしょう。
早稲田アカデミーに強い
プロ家庭教師が
お子さんにできること
- 授業で分からなかったところを理解させます
- 上位クラスに入れるようにします
- 苦手単元・教科の穴埋めをします
- カリキュラムテスト・組み分けテストの点数の取り方教えます
- 合不合で結果を出せるようにします
最終的には、お子さんを志望校に合格させます