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麻布中学校
-社会の入試傾向と合格対策-
このページでは、麻布中の社会の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
麻布中の社会で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
麻布中学校 社会 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 40点 |
試験時間 | 50分 |
大問数 | 1題 |
頻出分野 | 地理、歴史、政治の複数分野総合 |
麻布中学校 社会の入試問題の傾向
麻布中学の社会は、2021年は2題構成でしたが、2022年からは再び1題のみの出題となっていました。
テーマに関してさまざまな角度から分野の垣根を越えて問われるのが特徴です。
あるテーマを題材とした問題文や、地図や年表、グラフや統計などの資料が与えられ、設問に答えていくという総合問題の形式がとられています。また、問題文も4~5ページに及ぶ非常に長い文章となっています。
社会的な事柄を、地理・歴史・公民・時事問題といった全分野の知識を用いて自ら思考する能力が求められる試験です。次々と頭を切り替えて設問に対応していくことが必要になります。
麻布中学の社会は、用語の記入や記号選択もみられますが、解答欄が1~2行与えられた記述問題を中心に構成されています。
ただし最後の問題では、自由記述の問題が出題されるのが恒例です。過去には200字程度の文字数でしたが、近年は減少傾向にあり80字~120字で答えさせるものに落ち着いています。
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社会で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、麻布中の社会で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
麻布の社会は、先ほどもお伝えした通り、出題形式が非常に特殊です。
4ページ以上に渡る長い問題文を読みこなす練習、地理・歴史・公民など分野の垣根を超えた出題、大半を占める記述問題への対応など、他の中学校とは一線を画す出題形式に十分に慣れておくことは非常に重要です。
時間配分の感覚や、解答のヒントが隠されている問題文の読み方、記述問題の注意点など、地理問題に多く絡められている資料の読解など、点に影響するポイントは事前にすべておさえておきましょう。
また産業や地理、経済、歴史など様々な視点から考えて答えを導き出す必要がある問題もあります。そういった形式や考え方に慣れておくためにも、過去問などを使って訓練を積み重ねておきましょう。
麻布の社会は、取り扱われるテーマは実にさまざまなので、対策のしようがないようにも思えます。たしかに出題テーマは幅広いのですが、実は、「設問で問われる内容」はパターンが大体決まっています。
具体的には、「知識問題」「資料の読み取り問題」「受験生の考えや意見を問う問題」この3つです。やみくもに過去問や問題集にあたるのではなく、こうした出題パターンを踏まえて、効果的な対策を積み上げることが重要です。
まずは基礎知識を確実に習得してから、応用力をつけていきましょう。
地理の分野では地域を区切って歴史や産業工業などについて整理し、歴史については地域や文化、外交などのテーマを決めてそれに沿った流れを把握してみる方法があります。
政治の分野では日本だけでなく世界にも目を向け、政治の仕組みやその発達過程を考えてみるのも良いでしょう。
また、時事問題にも関心を持つことも重要です。日頃から大きく取り上げられている時事問題に関して、自分なりの考えをまとめておきましょう。
記述問題では、「なぜそうなるのか」という理由を答えさせる問題が目立ちます。単純に用語を答えさせる問題や、文章中の言葉を拾って要約するだけの問題ではありません。
自分なりに考えをまとめて、さらに採点者に伝わるように論理的な文章として書けるように対策を進めていきましょう。その際、字数制限についても意識しておくことが大切です。
ここまでお話ししたとおり、麻布の社会を攻略するために、通り一辺倒の基礎知識をつけるでは対応できません。
さまざまな出来事に関して、「なぜそうなるのか」「自分はどう思うのか」を常に掘り下げて考える訓練を積み上げていきましょう。
麻布中学校の社会で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。