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麻布中学校
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、麻布中の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
麻布中の国語で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
麻布中学校 国語 2023年入試データ | |
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配点 | 60点 |
試験時間 | 60分 |
大問数 | 1題(文章読解題1題) |
頻出分野 | 小説・物語・伝記、内容理解、漢字の書き取り |
麻布中学校 国語の入試問題の傾向
麻布中学の国語は例年、大問1題で小説や物語文からの出題が続いており、長い文章を読ませる傾向にあります。
内容は、主人公たちの自立や自分探し、自由などの哲学的なテーマが比較的多く取り扱われる傾向にあります。
解答形式は、大半が記述問題になっています。そのため、試験時間は60分とやや長めですが、試験時間が足りないと感じる受験生も多いです。なお、分量は、字数ではなく、行数で制限されています。
記述問題でも、登場人物の気持ちをふまえて説明しなさいという、心情に関する設問が非常に目立ちます。文中の表現を単に抜き出す問題だけでなく、自分のことばで答えさせる問題がよく出題されるのが大きな特徴です。
長い文章を読解して的確に設問内容を表現することはもちろん、解答欄をどれだけ埋められるかが勝負のカギを握っているでしょう。
麻布中学校
国語で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、麻布中の国語で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
麻布中学の国語は8,000~9,000字近いボリュームの長文が出題されています。そのためできるだけ早い段階で同様の文字数の文章に慣れておくことが必要です。
また比較的よく取り上げあれているテーマは少年の心情や少年の成長をテーマにしたもので、哲学的なものが多くなっています。
麻布中学の国語の入試問題に出題される文章と似ている他校(筑駒、武蔵、海城、渋渋など)の過去問を活用して対策を講じておきましょう。
先ほどお話ししたとおり、記述問題は、行数が指定されています。1行30文字程度と考え、行内に収まるように要点を簡潔にまとめていく必要があります。
また設問が連動していることも特徴のひとつです。前半や中盤の問題内容が最後の問題にも関係しているため、どの問題も侮れません。
そのため、日ごろから字数制限を設けて読んだ文章の内容をまとめることや、感想を書く練習をしておくことが大切です。
また書くだけでなく、書いた文章は誰かに見てもらい、誤字脱字や構成などを確認してもらいましょう。
設問内容は、心情を問う問題、比喩表現の意味を問う問題、情景描写の意味を問う問題、の3種類が中心となります。こうした設問に対応し、さらに記述できるようにすることが重要です。
また、作品中で「象徴となっているもの(=風景や動物・植物など)」について、それが暗示しているものを問うような問題が出題されます。
問われることは大体決まっているので、的を絞って読解問題の対策を講じていきましょう。
それから、読みこなすのに高い精神年齢が求められる麻布の国語に対応するには、大人の常識(視点)や道徳観といったものを学んでおくこともポイントになります。
12歳の小学生には理解しづらいものでも、大人から見ればそれほど難しくないように思えるものもあります。大人の視点、道徳観を学んでおけば、作品の主題や心情変化の機微、シチュエーションも読み取りやすくなります。
記述ばかりに目が行きがちですが、漢字問題も必ず出題されます。漢字や語彙力が強化されれば、読解力や記述力の底上げにもつながります。疎かにしないようにしましょう。
麻布中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。