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吉祥女子中学校
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、吉祥女子中学校の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば吉祥女子中学校の国語を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
吉祥女子中学校 国語 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 | 大問数 | 3題 |
頻出分野 | 読解問題、知識問題、表現など |
吉祥女子中学校 国語の入試問題の傾向
文章量の多さが最大の特徴
吉祥女子の国語は、例年、試験時間50分に対し、大問が3題、総設問数は30問前後となっています。2題出題される読解問題の文章量が多いのが、吉祥女子の国語の最も大きな特徴です。
物語の代わりに「随筆」の出題も
読解問題のジャンルとしては、物語1題、論説・説明文1題という構成が続いていました。ただ、2018年度には、物語文に代わり、中野孝次『本物の生き方』の随筆が出されました。一方、詩や短歌など、韻文に関しては、以前に出題されたこともありましたが、近年では出題がありません。
総合的な「国語力」が問われている
設問を見ると、様々な角度から総合的な「国語力」が問われていることが分かります。設問内容では、論説・説明文なら「語句の説明」「要旨」「接続語の補充」「指示語の内容」、小説・物語文では「人物の心情」「文学的表現」など、様々な内容が問われています。設問形式も、「記号選択」「書きぬき」「記述」などがバランス良く出題されています。
100~150字の長めの記述も
設問で注意したいのが、長めの記述問題です。吉祥女子の国語では、70~80字という長めの記述問題も珍しくありません。年度によっては、100字程度のものも出されることがあります。また、長めの抜き出し問題が出題されることもあり、なかなか答えが見つからず時間に追われてしまうケースも考えられます。
吉祥女子中学校 国語で合格点を取る対策ポイント
長めの文章に対応できる力を
吉祥女子の国語を攻略するためには、長めの文章に対する対策が不可欠です。
よく言われることではありますが、文章を読み進むスピードや、1度読んで要点を掴めるよう、線を引いたり印をつけたりしながら読むテクニックが、他校以上に重要になるのが、吉祥女子の国語と言えるでしょう。筆者が繰り返していることや対比に着目して整理すると読み進めやすくなりますので、意識して演習に臨みましょう。
漢字・語句問題を取りこぼさない
吉祥女子では、漢字やことばの知識に関する問題は、近年、減少傾向にあります。
といっても、漢字・語句問題の配点は決して少なくはありません。例年、漢字の問題は大問3に独立問題として出題されています。合格点を取るためには、この漢字・語句問題は確実に取っていくことが求められるので、漢字・語句の意味・使い方・同意語・反意語などに注目し、継続的に知識を増やしておきましょう。
選択問題は、過去問での問題演習がポイント
吉祥女子の国語の選択問題を見てみると、選択肢の文章が長めの問題が目につきます。ただし吉祥女子の場合、
紛らわしい選択肢も少ないので、消去法を使ったり、文中に根拠を見つけながら解いたりしていけば、十分に解くことが可能です。
ただ、「誤ったものを選ぶ」問題も含まれていますので、落ち着いて対応できるよう、過去問で問題形式に慣れておくことがポイントになります。
記述は「要点をまとめる力」が重要
先ほどもお話しした通り、吉祥女子では記述問題の対策が必須です。
特に、吉祥女子でよく見られる長めの記述問題の場合は、「複数の要点を文章にまとめる力」が重要になります。「解答に入れたいポイントを書き出してから文章を作る」といった記述の書き方を確実に身につけておきましょう。
ときには、「問題文のテーマと絡めた自由作文」が出題されることもあります。自分の意見を文章にまとめる練習をしておくことも大切です。
吉祥女子中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。