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学習院女子中等科
-社会の入試傾向と合格対策-
このページでは、学習院女子中等科の社会の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば学習院女子中等科の社会を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
学習院女子中等科 社会 2023年入試データ | |
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配点 | 60点 |
試験時間 | 30分 |
大問数 | 3題 |
頻出分野 | 地理、歴史、政治、時事問題、世界遺産など |
学習院女子中等科 社会の入試問題の傾向
3分野からまんべんなく出題
学習院女子の社会は、試験時間30分に大問4題という出題構成が続いています。例年、偏りなく各分野からバランスよく問題が出されている試験です。用語記入や記号選択が中心ですが、文字数制限のない記述問題が必ず含まれています。
テーマに沿った出題が多い
問題の内容を見ると、大きく分けて、「①基本的な知識を問う問題」と、「②持っている知識をもとに文章で答える問題」があります。地理分野からは地勢や産業に関する問題や、農業の現状と問題点などテーマに基づいて出題されるパターンが多く見られます。世界地理も出題される場合があり注意が必要です。歴史も各時代の総合的な内容が問われるような出題で、日本を諸外国の立場から考えるなど応用的な問題もあります。公民分野は憲法や三権分立などが頻出傾向です。
複雑な記述問題が増えている
記述問題のなかには、気象庁の地方予報区のうち山口県が九州北部地方に含まれている理由を問われたり、水資源問題の予想例をあげたりと、複雑な問題が増えています。高度な知識や自分の考えを必要とするため、教科書の内容だけではなく幅広い学習が重要です。文字数制限はないものの解答欄は1~3行程度であるため、しっかりと考えをまとめ、過不足なく答えを記入する練習を行うと良いでしょう。
時間配分について
学習院女子の社会は、試験時間30分に対し問題数が多く、1から3行の記述問題も5問前後出されます。記述問題も含めて1問1分以内のハイペースで問題を解いていかなければならないので、相当なスピードが求められる試験と言えます。試験全体のバランスをしっかりと把握して、時間配分の工夫が必要です。
学習院女子中等科 社会で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、学習院女子中等科の社会で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
基礎を固めて知識問題は確実に
学習院女子の社会で合格点を取るためには、基本的な知識を問う問題については、確実に得点する必要があります。自分の考えなどを答える記述問題は、はっきりとした正解が分からず得点に結びつくかの判断がしにくいでしょう。合格を目指すには、しっかりと基礎を固め、知識問題は正確に解答できるようにしておきましょう。また、複雑な記述問題がいくつか出題されるため、知識問題はスピーディーに解けるような工夫が必要です。
普段からできごとの背景を考えるクセをつける
社会の合否を分ける学習院女子の特徴である記述問題は、他校ではあまり出題されない、思考力を必要とする問題があります。攻略するためには、日頃から「なぜそれが起きたのか」という意識を持ちながら勉強を進めておくことがおすすめです。背景や原因を考える力が養われることで、複雑な記述問題にも柔軟に対抗できるでしょう。また、正しい漢字や文法はもちろん、学習院女子の記述は字数制限がないので、解答欄の大きさに合わせて字数を調整する工夫を身につけておくことも忘れないようにしてください。
ニュースなどで情報収集をしておく
時事問題、環境問題、国際問題、経済問題など、社会的な話題となっているテーマとからめた問題が多いのも、学習院女子の社会です。直近の話題だけでなく、近年、話題になっているテーマが広く出題範囲となっています。難問奇問は出されにくいので、普段から新聞やニュースに関心を持ち、基本的な知識と国際関係や国内情勢をしっかり理解しておきましょう。