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明大明治中学校
-理科の入試傾向と合格対策-
このページでは、明大明治中学校の理科の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば明大明治中学校の理科を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
明大明治中学校 理科 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 75点 |
試験時間 | 40分 |
大問数 | 7題 |
頻出分野 | 生命、物質、エネルギー、地球、時事問題など |
明大明治中学校 理科の入試問題の傾向
明大明治の理科は、同じ明治大学の系列校である明大中野と同様に、7題と、大問数が多くなっているのが特徴です。
大問1題につき小設問が4~5問ついており、問題量も少なくありません。また、計算量も多く、試験時間が足りないと感じる受験生がほとんどです。
さらに問題の難度も高いので、合格ラインに到達するのはかなり難しいと言えます。確実に得点できるよう、苦手を克服して、十分な対策を行ったうえで試験に臨む必要があります。
各分野からまんべんなく出題されていますが、地球分野の出題はやや少なめです。植物の仕組みや成長、力のつり合い、気体や水溶性の性質の出題率も高めになっています。
解答形式は、記号選択問題が中心ですが、適語や数値の記入も出題されます。
近年、作図や記述問題は見られませんでしたが、過去には、短文の記述問題や、簡単なグラフや図を作成させる問題が出題されたこともありました。
記号選択は複数選択するものもあるため、選択肢をよく読み、正確に答えることが必要です。
問題の大半を占めているのは、実験や観察と絡めた問題です。実験器具の問題や時事的内容を含む問題が出題されることがあります。知識だけを身につけるのではなく、論理的に物事を考える力が求められています。
明大明治中学校 理科で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、明大明治中学校の理科で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
明大明治の理科は、典型題と難度が高い応用レベルの問題が入り混じって出題されています。合格点を取るためには、典型題を確実に取り、点数を積み重ねることが必要です。
また、4分野から様々な単元の問題が出されますが、地学では「天体とその動き」「火山・岩石と地層」、生物では「植物のしくみと成長」「動物と環境・分類」、物理では「力のつり合い」「電気」、化学では「水溶性の性質」「気体の性質」といったように、よく出される単元が比較的はっきりしています。
ただ、先ほどもお話ししたとおり、明大明治では、正確性が求められる記号選択問題が頻出です。さらに、頻出分野に関しては、当然、周りの受験生も対策をしてきます。
どの単元から出題されても対応できるよう、ひととおりの基礎知識は確実に身につけるようにしましょう。さらに基礎的な力をつけたうえで、応用問題などで知識を定着させ、実力アップを目指すことも大切です。
合否をわけるのは、物質・エネルギー分野で出される計算問題です。
力のつり合いや浮力、中和反応、水溶液と金属の反応、さらに金属の溶解度や燃焼などに関する分野は特に力を入れて対策をしておきましょう。解答用紙に答えだけを記入する形式なので、ケアレスミスが命取りになります。慎重に取り組みましょう。
また、「アルミニウムと酸素の化合質量比と反応モデルにかかれた原子の個数から、原子の質量比を求める問題」のように、難度の高い計算問題が出題されるケースもあります。
「難しすぎる」と感じる場合には、その問題で立ち止まらず、飛ばして次の問題に取り組む習慣も身につけておきましょう。
明大明治中学校の理科で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。