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栄光学園中学校
-国語の入試傾向と合格対策-
栄光学園中学校 国語 2023年入試データ | |
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配点 | 70点 |
試験時間 | 50分 |
大問数 | 3題 |
頻出分野 | 読解、漢字の書き取りなど |
栄光学園中学校 国語の入試問題の傾向
栄光学園中学の問題構成は、物語文や小説、論説文や説明文から文章読解問題がそれぞれ1題ずつと、独立した知識問題が1題となっています。
漢字の書き取りも例年15問ほど出題されます。書き間違えやすいものが出題される傾向が強いため、正確な知識が必要です。
また、知識問題については、読解問題の設問内で問われることが多いです。語句の意味や、慣用句やことわざ、助詞や助動詞の用法などが頻出です。
読解問題は、引用文の文章も、毎年8,000字程度と長くなっており、速読力が必要です。
物語文や小説文では、受験生と同世代の主人公が登場する、外国の作品からの出題が多いです。場面ごとにおける登場人物の心情の変化の読み取りに重点が置かれています。
説明文や論説文では、小中学生向けに書かれた自然や動物をテーマにしたものが多く、比較的に理解しやすい文章が取り上げられています。ここでは内容を整理し、理解する能力が必要です。
出題形式を見ると、記号選択もありますが、抜き出し問題や知識問題、説明させる問題など大半が記述での解答が求められています。
自由記述も多く、解答用紙で与えられた枠内に収められるようにまとめなければなりません。他にも字数制限や事前に解答欄に示されている文章に合うように記述するなど、出題方法も様々なことも特徴の1つです。
栄光学園中学校 国語で合格点を取る対策ポイント
栄光学園中学校の国語で合格点を取るには、とにかく記述が書けることが必要です。
しかし、まず前提として、そもそも「何を書けばいいのか」「何を求められているのか」を読み取れていなければ、的の外れた解答になってしまいます。どんなに文章がきれいにまとまっていても、ポイントを外していては点数になりません。
物語文・小説、論説・説明文で、それぞれ読解で問われやすい内容は決まっているので、それをふまえた志望校対策を行うようにしましょう。
物語文や小説では、場面や心情の変化を掴むことに重点を置いた学習が必要です。論説文や説明文に関しては、内容把握が求められます。段落分けや指示語の理解などをポイントにして、論理展開や要旨を順序だてて理解していく読解力を養いましょう。
記述対策としては、「本文の言葉を使い、要点をまとめて文章化する」ことに重点を置くことがポイントになります。「自由記述」の問題が多いため、「何を書けばいいかわからず、手が止まってしまう」という中学受験生も少なくないでしょう。
しかし、実際は、本文の言葉を使い、要点を上手くまとめることができれば解答できる問題が大半です。練習次第では、十分に対応できるようになります。
書く力を身につけるために、感想文を書いたり、あらすじをまとめたりして、徹底的に対策を行いましょう。
ただ、設問で求められているポイントを見つけ、要約し、あわせて自分の意見を整理した文章を、自己採点するのは非常に難しいです。やみくもに量をこなしても点数を取れる解答はつくれるようになりません。必ず1対1で個別添削を行いながら学習を進めるようにしましょう。
また解答用紙に与えられているのは、1~2行程度のマス目のないものが大半です。まずはマス目のあるもので字数感覚を養い、本番前にはマス目のない枠内をはみ出さずきちんと納められるように書く練習しておきましょう。