- トップページ
- > 教科別対策 >
- 頌栄女子学院中の算数対策
頌栄女子中学校
-算数の入試傾向と合格対策-
このページでは、頌栄女子中の算数の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
頌栄女子中の算数で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
頌栄女子中学校 算数 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 100点 |
試験時間 | 40分 | 大問数 | 5題 |
頻出分野 | 四則計算・逆算、つるかめ算、割合と比、速さ、図形、整数・小数・分数の性質、調べ・推理・条件の整理など |

頌栄女子中学校 算数の入試問題の傾向
頌栄女子中学校の算数は、上位女子校の算数の中では、対策が立てにくいことで知られています。
対策が難しい理由は、
①出題される単元に偏りがなく、様々な単元から出題されること
②頻繁に出題形式・出題分野が変化し、傾向が安定していないこと
③基本的な問題に紛れて、男子校並みに難度の高い問題が出されることがあること
などが挙げられます。
ただし、難問がないのも特徴で大半は基本的で標準的な問題が出題される傾向があります。
頌栄の特徴として、難易度順で出題されているわけではないことが挙げられます。
他校では、大問1で得点を稼ぐパターンも多いですが、頌栄ではつっこんだ考え方を必要とするパッと見ただけでなかなか解法が思いつかないような難問も出題されることがあります。
解答用紙を見ると、基本的には、答えの数字だけを解答欄に記入する形式です。
それに加えて、毎年、図や途中式と考え方を書かせる問題や言葉で説明させる問題が2問程度出されています。
こうした記述式の問題では、答えが間違っていても、考え方が途中まで合っていれば部分点をもらえる可能性があります。
頌栄女子中学校 算数で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、頌栄女子中の算数で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
頌栄女子中学校の算数で注意したいのは、試験時間の配分です。
前半は、難問もいくつかありますが、計算問題や一行問題など、問題集でもよく見られる中学入試の典型的な問題がほとんどです。
後半の応用問題に時間を使うためにも、前半はテキパキこなしていくことが必要です。
応用問題で出される問題は、まれに出題される難問をのぞけば、速さや濃度、水槽の問題など、他校でもよく出されるパターンのものがほとんどです。
受験生のレベルを考えると、高得点を狙うことは十分可能です。
問題となるのは、「条件によって答えの異なる整数の性質、集まりの問題」や「積み木の辺を用いた場合の数の問題」など、正確な作業を必要とする問題が多いことです。
「正確性」「スピード」「作業力」をすべて身につけておくことが必要になります。
毎年、様々な単元からバランスよく出題されていますが、図形問題は、3問以上必ず出題されている頻出分野です。
求積問題が中心ですが、図形の移動や立体図形の問題、比を使った問題など、中学受験生が苦手としがちな問題もよく見られます。
図形問題が得意でない場合には、優先的に対策を進めておくことが必要です。
頌栄女子ではほかの入試ではあまり見かけない特殊な問題(2020年の第二回大問3なぜ二つの数字が等しいのか言葉で説明する問題など)が出題されることがあります。
このような問題を見てもあせらずに、問題文をしっかり読み、わからなければ一度飛ばすなど落ち着いて対応しましょう。
また、特殊算の出題が多いのも特徴です。
毎年4~6問出されています。特に、周期算、流水算、還元算、推理算などがよく出されます。抜けのないよう、忘れずに対策をしておきましょう。
頌栄女子中学校の算数で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。