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栄東中学校
-算数の入試傾向と合格対策-
このページでは、栄東中学校の算数の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。 どうすれば栄東中学校の算数を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
栄東中学校 算数 2023年入試データ | |
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配点 | 100点(A日程) |
試験時間 | 50分(A日程) |
大問数 | 5題 |
頻出分野 | 四則計算・逆算、濃度、旅人算、辺の比と面積の比・相似、表とグラフなど |
栄東中学校 算数の入試問題の傾向
試験ごとに試験時間・配点・問題数が異なる
栄東中学校の算数は、日程によって、試験の問題形式が異なります。
試験時間や配点、大問数も日程ごとに異なるので、対策を立てる際には注意しておきましょう。ここでは、A日程を中心にお話ししますが、東大選抜クラスなどでも、傾向と対策に関しては、ほとんど変わりありません。
小問題は計算が中心。日々練習して力をつける
2018年、2019年の小問(1)では、四則計算や逆算、消去算をはじめとする計算問題が8問出題されています。できるだけ計算問題を早く終えて、次の大問に取り掛かる時間を設けるためには、スピーディー、且つ正確に計算問題を回答することが重要です。慌てることのないように普段から計算問題に慣れておくことが必要です。どこでミスをしやすいかを把握し、徹底的に練習することで、試験当日落ち着いて試験が受けられます。
日程によって難度に差がある
栄東中学校の入試担当の先生によると、日程によって、問題の難度が異なります。日程が後になればなるほど、「基本重視」の内容になるとのことです。
その分、後半の日程は高得点勝負が予想されるので、ケアレスミスなどによる失点のないよう、よく注意しておきましょう。
栄東中学校 算数で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、栄東中学校の算数で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
「時間配分」に要注意
栄東中学校の算数で合格点を取るカギは、先にもあげたように「時間配分」にあります。過去問対策をしていると、つい「満点を取らなくては」と思い込みがちですが、栄東では、6~7割の得点を取れれば合格できます。
栄東の先生曰く、毎年、最後まで解ききれずに後半が白紙という受験生も少なくないそうですが、これは非常にもったいないです。
時間配分に十分注意し、解ける問題から解いていくことがポイントになります。
大問の(1)は確実に取る
栄東の算数では、大問2以降の応用問題に、小設問が2~4問程度ついています。これらの小設問は、問題を解く順番に沿って並んでいることがほとんどです。(1)は基本レベルの問題となっているため、確実に得点するようにしましょう。
「辺の比と面積の比」、「規則性」と「図形」対策を重点的に
栄東の過去出題率が高い問題は、「辺の比と面積の比」、「場合の数」などがあります。また、「規則性」と「図形」も頻出です。なかでも、「規則性」はほぼ全ての日程で出題されています。
最近出されたものとしては、「黒丸と白丸を並べていく問題」、「庭の周りに木を植える問題」、「1から順に並べた整数を1桁ごとに区切る問題」、「カードを階段状に積み重ねたり並べたりする問題」などがありました。
「規則性」については、中学受験生が苦手としがちな単元であるため、差がつきやすいポイントです。苦手な場合は、問題集や過去問などを使って、重点的に対策を行っておきましょう。
特殊算で躓かないように対策する
栄東は、特殊算も多く出題されています。過去に出題されたのは、「仕事算」、「倍数算」、「植木算」、「濃度」、「旅人算」などです。2019年には、お菓子工場でキャンディを作る2種類の機械を題材に、「仕事算」「旅人算」の問題が出題されました。また「比の性質」も使う問題となっており、日ごろ特殊算を解きなれているかが問われる問題となっています。
栄東中学校の算数で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。