日本女子大学附属中の社会の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

日本女子大学付属中学校の社会の問題は、試験時間30分に対して、問題数は40問程度となっています。
記号選択の問題がほとんどですが、用語を記述させる問題や、説明記述の問題も出題されており、時間に余裕のない試験となっています。

出題分野に偏りはみられず、幅広い出題となっています。ですが、地理・歴史の分野では、総合問題のほかに分野別の大問が出題される傾向が強いです。
その分野別でよく出題されるのが、地理では統計・グラフ・分布図の読図問題を中心に、各地方の地勢・気候・産業などを問うものです。
歴史では総合問題の形で問われる場合と、外交史や文化史のようにテーマを決めて問われる場合の2通りがあります。

手間がかかる問題を出題する傾向があるのも特徴です。 特に、算数の知識を使うような問題が多いです。
例えば、「グラフで表されている点は何を表しているか」などの問題が出されます。ただ数値を示すだけではなく、「グラフを読み取る」という手間を加えています。

こうした入試傾向を踏まえて、日本女子大学付属中学校の社会で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。

日本女子大学付属中学校の社会は、総合問題を中心に出題してくることから、幅広い知識が必要となります。
設問が工夫されていることから、一見、細かい知識を聞かれているのかと思いがちです。しかし実際は、設問の難易度は基本的なレベルのものが多いです。

試験では、「素早い判断力」と「幅広い知識」が求められます。
なので、どんな分野でも基礎的な知識をすぐ思い出せるようにしましょう。基本的なレベルのテキストを何度も解くなども効果的です。

先ほどお話ししたとおり、グラフから読み取る問題のほか、独特な問題も出題されています。
そのため、問題に慣れていないと、何を聞かれているのかすぐに判断することができず、思わぬ時間ロスにつながる可能性があります。過去問を使って問題に慣れておき、解答を的確に早く導けるようにしましょう。

政治分野からの出題は少ないものの、時事的な問題が出題されることがあります。
そのため、普段から新聞やニュースを見ておきましょう。また、気になった点はメモなどを取り、関係することがらを調べておくことも大切です。
それをやっておくと、時事的な問題だけではなく、分野別の問題への対策にもなります。