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桜蔭中学校
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、桜蔭中学校の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば桜蔭中学校の国語を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
桜蔭中学校 国語 2023年入試データ | |
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配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 |
大問数 | 2題 |
頻出分野 | 説明文・論説文、小説・物語・伝記、随筆・紀行・日記、内容理解、知識など |
桜蔭中学校 国語の入試問題の傾向
記述問題重視、知識問題はあまり出ない
桜蔭中学校の国語の最大の特徴は、「記述問題中心の出題」という点です。例年、設問の半数以上が記述問題となっています。字数制限はなくても、比較的長文を記入する必要がある問題が多いため、問題となる文章をすばやく読み解き、要点をまとめて解答する力が必要となります。
知識問題では、例年、漢字の書き取りが必出ですが、それ以外は出されても1~2問程度しか取り上げられません。
文章を読み解く力が求められる
読解は小説が1題、説明文もしくは随筆が1題という出題傾向が続いています。「説明文」「論説文」といった論理的な文章よりも、「随筆」「小説」といった分野の文章が好んで出題され、長い文章も見られます。すばやく要点を掴んでいく力が必要です。また、小説や随筆では「文学的表現の理解」「登場人物の心情」を問う問題が頻出です。合格点を取るためには、「比喩」や「気持ちの変化」を読み取っていく、丁寧な「読解力」が求められます。
時間配分について
問題の文章量や記述問題が多いため、時間配分には注意が必要です。本番で時間が不足して焦ることのないよう、過去問などで出題パターンをしっかりと把握しておきましょう。知識問題も長文読解の途中から抜き出すパターンが多いため、文章を読みながら解答を考えておくと、時間短縮になるのでおすすめです。
桜蔭中学校 国語で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、桜蔭中学校の国語で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
記述中心の出題でも、語句対策は不可欠
桜蔭中学校の国語は、知識問題の比重が大きくありません。ただ、だからといって、漢字や語句などの語彙を増やす対策をしないのはNGです。なぜなら、記述問題でも、語彙力で大きく点数が変わってくるからです。
記述問題の設問内容をみると、自分の考えを書かせる記述が少なくありません。ですので、自分の考えを表現できるだけの語彙力が不可欠になります。普段から、分からない言葉があればすぐに辞書を引いたり、語彙ノートを作ったりするなど、語彙を増やす工夫をしておきましょう。
文章の読解力と表現力を養っておく
本格的な読解力が要求される試験の対策としては、速読即解力をつけることが大切です。そのためには、日頃から「よく読んで考えること」が重要で、段落ごとの内容、登場人物の心情とその変化などを常に理解しながら、内容を正確に読み取るよう心がけましょう。 また、文章表現力を養うための対策として、本を読んだ後に感想文を書いてみるのがおすすめです。完成した感想文は、先生や家族に見てもらい、必要があれば漢字や語句の間違い・全体の構成を訂正し、もう一度書き直してみると能力アップに繋がります。また、記述式専門の問題集や記述問題をメインに出題している過去問を重点的に演習するのも良いでしょう。
桜蔭中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。