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浅野中学校
-理科の入試傾向と合格対策-
このページでは、浅野中学校の理科の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば浅野中学校の理科を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
浅野 理科 2023年入試データ | |
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配点 | 80点 |
試験時間 | 40分 |
大問数 | 4題 |
頻出分野 | 生命、物質、エネルギー、地球 |
浅野中 理科の入試問題の傾向
各分野とも偏りはない
浅野中学の理科は、「生命」「物質」「エネルギー」「地球」の4分野からバランスよく出題されています。出題単元も様々で、目立った偏りは見られません。ただし、「生命」に関しては植物、動物、人体など、「物質」については気体や金属の性質など、「エネルギー」はてこ・滑車・輪軸など、「地球」に関しては天体とその動きや流水のはたらき・地層と岩石からの出題が比較的に多くなっています。
難度は高めで、受験者平均と合格者平均の差が毎年10%近く点差が開きやすいため、対策をすれば合格に近づきやすくなるでしょう。また近年では高得点争いになっているため、ケアレスミスでの失点は避けたいところです。
細かい知識・計算問題も多い
浅野中学の理科では各分野まんべんなく出題され、細かい知識や計算問題が問われることが多いのが特徴です。丸暗記して終わりではなく、授業の中での理解や成果が試されています。計算問題が良く出題されているのが、エネルギーと物質の分野です。化学変化に関係する事項は計算問題が頻出しているので、対策を講じておきましょう。
実験・観測・観察問題が頻出
他校と比べても、実験・観測・観察に基づいた問題が多く、提示されているグラフや表を読み取る問題も目立ちます。過去問からも大半の問題にグラフや表が添えられており、これらを読み取らなければ解答ができない問題もあるため、対策は必須です。
時間配分について
計算問題も多く出題されるため、試験時間の40分は短いと考えてください。記述問題はあまりありませんが、図やグラフの読み取りや思考力が必要とされるため時間を要する試験です。時間がかかりそうな問題は後回しにしてできる問題から解答してくなど、時間を有効的に使う必要があります。
浅野中 理科で合格点を取る対策ポイント
問題の形式に慣れておこう
浅野中学校の理科で合格点を取るためには、図やグラフを使った問題に慣れておくことが必須です。試験時間に余裕がないことも考慮し、素早く正確に情報を読み取る力を類似問題などで養っておきましょう。
また実験や観察に基づいた問題に対応するためにも、学校の授業での実験や観察に積極的に取り組み、演習問題で考える力を身につけることも大切です。このような出題形式に慣れるためにも過去問での対策が有効的でしょう。
「典型題」は、難度の高い問題まで解けるようにしておく
浅野中学校の理科で高得点を取るためには、基礎的な知識を早いうちに身に着け、演習問題を繰り返し解き、典型題を確実に取れるようになることが必須条件です。ただ、浅野中学校では、典型題と言っても、決して難度が低い問題ではありません。過去には「光の三原色と眼」と「光合成」についての複数分野総合問題も出題されました。
浅野中学校を志望する場合には、中学入試の理科でよく見られる典型題を確実にしておくことを前提に、煩雑な計算を必要とする問題やひねった応用レベルの問題まで解けるようにしておくことが不可欠です。
計算問題の対策も怠らないように
計算問題も多く出題される傾向があるため、対策をしておく必要があります。物質の分野では中和反応や濃度や化学変化に関すること、エネルギーの分野ではてこや滑車のつり合いなどの計算問題は出題される可能性もあるので、積極的に取り組むようにしましょう。
自然や科学に興味を持とう
最近は、「変成岩の様子を問う問題」「腎臓につながる3本の管を問う問題」のように、大学入試の内容に近い、かなり難度が高い問題が出題されたこともあります。ただしまずは基礎知識をまんべんなく身につけてから、難解な問題に取りかかることが重要です。
また、環境問題や身近な自然現象に日頃から関心を持ち、疑問を持ち、調べるなどして、多くのことを知ることが大切です。
浅野中学校の理科で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。