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栄光学園中学校
-算数の入試傾向と合格対策-
栄光学園 算数 2023年入試データ | |
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配点 | 70点 |
試験時間 | 60分 |
大問数 | 4題 |
頻出分野 | 図形、調べ・推理・条件の整理、整数・小数・分数の性質など |
栄光学園 算数の入試問題の傾向
栄光学園中学の算数は、大問4題全て応用問題で構成されています。難易度も高く、独創的な問題もあるため、基礎的な問題が解けることは最低条件です。
解答の基本は答えのみを書かせる形式ですが、考え方や図を書かせる問題も見かけます。
設問数は少なく、一問一問をじっくり取り組ませることにより、柔軟な思考力や応用力を問うような出題の傾向があります。
そのため、よく練られた問題が多く、高得点を取るには算数的なセンスが必要となります。
また単純に計算させる問題はほとんど見かけません。特殊算もほとんど見かけることはなく、他校では比較的よく出題される比や割合についても、別の分野とからめて出題されることも多いです。
頻出分野は、まず「場合の数」「整数の性質」「条件整理」など、がひとつの大きな柱となっています。どれも単純なものではなく、複雑な問題ばかりです。
もうひとつの柱は図形分野です。特に「立体図形」が非常に多く出されるのが特徴です。「展開図」「切断面の切り口のかたち」「表面積」などが、よく出題されています。
また、角度、面積、長さ、図形・点の移動も毎年のように出題されており、ひとひねり加えられた問題が頻出しています。
栄光学園 算数で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、栄光学園中学校の算数で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
志望校対策においては、「やみくもに難問にあたる」のは一番効率が悪いやり方です。
栄光学園中学校は、入試問題の特色がはっきりしている学校です。また、頻出分野もだいたい決まっています。そのため、出題傾向に合わせて対策することが重要です。
場合の数、整数の性質、条件整理や、立体図形で出やすい展開図、切断面、表面積などは集中的、優先的に対策することで合格率を入試の突破口が開けていきます。
これらの分野に関しては日頃の演習にも探求心をもって取り組んでいくのが良いでしょう。立体図形では切断面の見取り図を描いてみたり、展開図を書いてみたり、図形を回転させたときの状態を確認してみたりすることも有効的な対策です。
また、場合の数に関しては、全ての場合を書き出す粘り強さも大切ですが、そうする必要がない計算方法などをよく研究しておくと良いでしょう。
ただし、応用力や思考力を身につける前に大前提として、基礎力が求められます。算数の全範囲にわたっての基礎的なところは確実に定着させておくことがとても重要です。
さらに、問題文そのものにも注意が必要です。設定が非常に複雑な文章題が目立ち、「問題文の読み取り」自体でつまずくケースが多々あります。
過去問演習を含めて、設問の「題意」を正確に組み取る練習を積むことが重要になります。