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雙葉中学校
-理科の入試傾向と合格対策-
このページでは、雙葉中の理科の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
雙葉中の理科で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
雙葉中学校 理科 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 50点 |
試験時間 | 30分 | 大問数 | 4題 |
頻出分野 | 生命、物質、エネルギー、地球など |
雙葉中学校 理科の入試問題の傾向
雙葉の理科は、大問4題・各分野から1題ずつという構成が続いています。
決して難解な問題が出るわけではないですが、知識の詰め込みでは通用しない問題が目立ちます。「なぜそうなるのか」という理屈を常に考えるようにすることが重要です。
多くの女子校がそうであるように、問題の導入文が長いのが特徴です。特に、生命分野の導入文はかなり長くなっているので要注意です。
問題文を正確に読み取り、設問の誘導や指示に沿っていけば、それほど難解な問題はありません。
また、どの分野でも、実験をからめた問題が多いです。「結果の考察」「実験方法」などが問われるので、頻出単元の実験のやり方については理解を深めておく必要があります。
新しい傾向の問題が出されることが多く、中学入試の上位校でよく出題される動物の実験問題なども稀に登場することもあるので、抜け漏れなくおさえておきましょう。
雙葉といえば「記述」ですが、理科では「実験結果」や「実験方法」について記述させる問題が多く出題されています。
頻出単元の実験のやり方などについては理解を深めておくようにしましょう。
なお、難関上位校のなかでは計算問題が少ない部類です。とはいえ、化学分野の溶解度、中和、気体の発生、熱計算などは、基本的な問題をひととおり解けるようにしておきましょう。
雙葉中学校 理科で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、雙葉中の理科で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
雙葉の理科は、先ほどお話ししたとおり、知識の詰め込みだけでは通用しない、理科的な思考力が問われる問題が出題されます。
問題文や実験について考察し、「なぜそうなるのか」という理由を記述させる、というのが基本的な流れです。
日常生活に関連した問題や環境問題などがよく出題されるので、身の回りの事象への「理科的な視点」で関心を持つこと、アンテナを張ることが重要です。
計算問題はそこまで多くないですが、やはり差がつきやすい問題です。特に、溶解度、中和、気体発生、熱計算など、化学計算はできるようにしておきましょう。
パターンを覚えれば解ける問題ですので、しっかりと対策すれば点数の取れる問題です。
また、難しい計算問題には問題文による「誘導」がついています。そのような問題は誘導文に沿って途中まで解いておけば、部分点でかなり稼げます。
鴎友女子などでも、同様のパターンの計算問題が出題されているので、過去問を活用すると効果的です。
生命分野の問題は、大きく2種類に分かれます。「①一度は見たことのある実験問題」「②初見の内容を、問題文を読ませて考察させる”読解問題”に近い問題」のどちらかです。
①の実験問題は、「発芽」など植物に関する問題がよく出題されます。②の読解問題の場合は、動物の実験や環境問題などが頻出です。
また、単に基礎知識を問うものも出題されます。植物、動物、人体、どれにでも対応できるように基礎知識は固めておきましょう。
物質分野は難度が高い問題が出題されています。特に、「熱」や「燃焼」など、原理原則の理解が難しい単元が狙われやすいのが特徴です。
実験とからめた問題がよく出題されますが、「実験操作」について「なぜその操作をするのか?」ということを、文章で説明できるようにしておくことが必要です。
中学入試では、エネルギー分野は力学計算が頻出ですが、雙葉ではほとんど出題されません。
代わりに、「電流」の基本的な回路や電流の流れ方について問う問題、「磁石」について、やや詳しい知識を問う問題が頻出です。
地学分野は、「天体」、「気象」、「流水のはたらき」、「地震」など、幅広い単元が取り扱われています。
難解な問題は出ませんが、グラフの読み取りだけは、やや難しいものも出題されるので、不安がある場合は、気温、湿度、太陽高度などのグラフの読み取りを練習しておきましょう。
雙葉中学校の理科で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。