- トップページ
- > 教科別対策 >
- 学習院中の国語の入試傾向と合格対策
学習院中等科
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、学習院中等科の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば学習院中等科の国語を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
学習院中等科 国語 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 |
大問数 | 3題(文章読解2題、知識問題1題) |
頻出分野 | 漢字の書き取り、文章読解(小説、説明文)など |
学習院中等科 国語の入試問題の傾向
読解問題に加え漢字の書き取りが頻出
学習院中等科の国語は、大問が3つという出題パターンが多いようです。小説、説明文の読解に加え、漢字の書き取りが約10問出題される傾向があります。会話・戯曲や詩、短歌・俳句などはほとんど出題がありません。
高度な文章の読解が求められる
読解問題の内容を見ると、論説・説明文から1題、小説・物語文から1題という構成が多くなっています。ただ年度によって随筆・紀行・日記から出題されることもあります。 また、文章のレベルとしても、新聞、雑誌、単行本など、大人向けの文章が出題されており、高度な読解力が求められる試験と言えるでしょう。また、読解問題の設問として、対象表現の書き抜きやことわざなど文章の内容とは直接関係のない知識が問われる場合もあります。
異なる形式の記述問題が中心
解答形式の特徴としては、記述問題が頻出なのが、学習院の最大の特徴です。大問1、2合わせて、計6問もの記述問題が出題されることもあります。15字程度の内容説明問題から、50字~70字のやや長めの記述や、字数制限のない記述問題まで出題形式はさまざまです。内容としては、文章の書き抜きよりも登場人物の心情を読み取るなど、自分の言葉での解答を求められる問題が多くなっています。
時間配分について
学習院中等科の国語は、例年、読解問題が2題の出題構成となっています。学習院中等科の国語は、難度の高い文章が出題される傾向です。記述問題が頻出であり、試験時間の多くを読解問題に使用するには、知識問題をスピーディーに解答する必要があります。漢字の書き取りが大問として出題されるなど、知識問題は確実に正解しておきたい部分であるため、普段からきちんと学習しておきましょう。
学習院中等科
国語で合格点を取る対策ポイント
文章の流れやつながりを読み解く力が必要
学習院の読解問題では、本文中の空所に当てはまる言葉を選択肢のなかから選ぶ問題がよく出されるのも特徴です。 こうした問題を解くには、空所の前後の流れをしっかり把握することが必要です。普段から、一文一文の流れや論理的なつながりを意識して、丁寧に読む力を身につけておきましょう。また、文字数制限のある問題では、必要な部分を過不足なく記述するのが重要です。過去問などを活用して、文章をスムーズに要約できるよう練習しましょう。
分からなくても記述することで部分点を得られる場合も
学習院の国語で合格点を取るためには、比重の大きい記述問題の攻略が不可欠です。学習院の記述を攻略するカギは、「部分点を積み重ねていくこと」にあります。たとえば、物語文の記述問題は、「主人公の気持ち」「その気持ちに至る背景・理由・きっかけ」「設問に対応する語尾(「なぜ~?」なら「~だから」など」などが入っていれば、点数につながります。記述問題で部分点を稼ぐためには、こういったポイントに注意しながら、過去問などで演習を積んでおくことが大切です。説明文や論説文の問題では、筆者の意見と対立する主張を比べたり、独立した主要点などをまとめたりといった出題が増えてきています。たとえ間違っているかもしれないと感じても、必ず自分の言葉で何かを書いて試験を終えるようにしましょう。
学習院中等科の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。