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学習院女子中等科
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、学習院女子中等科の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば学習院女子中等科の国語を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
学習院女子中等科 国語 2023年入試データ | |
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配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 |
大問数 | 2題 |
頻出分野 | 読解問題、知識問題など |
学習院女子中等科 国語の入試問題の傾向
「4000~6500字程度の読解問題」と「漢字」という問題構成
学習院女子の国語は、例年、読解問題が1題と、漢字の大問1題という問題構成が続いています。設問数は、読解問題で10問前後、漢字で20問程度となっています。読解問題の文章量は4000~6500字程度で変わりはありません。
ほとんどが字数制限のない「本格的な記述問題」
中学入試の女子校の国語ではあまり見られない形式ですが、学習院女子の国語は、ほとんどの問題が記述問題です。しかも、書き抜きや1行程度の記述ではなく、字数制限がない上、本文の内容を自分の言葉で説明するという本格的な自由記述問題が大半です。読解力だけでなく、高度な表現力も必要とされる試験となっています。
小説や物語文が頻出傾向
読解問題で取り上げられているジャンルとしては、小説・物語文が多くなっています。随筆や説明文が出されない訳ではありませんが、近年はほとんど出題がありません。『一人っ子同盟』(重松清)、『地図を広げて』(岩瀬成子)、『十四歳日和』(水野瑠見)などから出題され少年少女が主人公であることが多く、年度によっては文芸色の濃い作品が見られます。読解問題の題材としては、比較的難易度が低く感情移入しやすい文章が頻出傾向です。
時間配分について
文章量の多い読解問題が前半にあるため、時間配分には工夫が必要です。大問2にある漢字の読み書きを先に解答し、読解問題に時間を使うなどの方法も良いでしょう。また、本格的な自由記述問題が多くなっているため、普段からなるべく多くの文章に接し、登場人物や筆者の心情などを考えるようにしましょう。読解問題の多い問題集を活用したり、読書後に感想をノートにまとめたりといった学習方法もおすすめです。
学習院女子中等科 国語で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、学習院女子中等科の国語で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
漢字や知識問題は取りこぼさないよう注意
学習院女子の国語は記述問題がほとんどであるため、後半の漢字の読み書きが解答できるかがカギになります。あまりなじみのない漢字や訓読みなどが問われる場合もあり、重点的な対策が必要です。全体的に難易度があまり高くないため、高得点争いになる可能性があります。短い時間で正確に解答できるよう心がけましょう。
解答パターンとポイントを理解しておく
記述問題の対策は、ポイントをおさえた解答パターンを身につけるのがおすすめです。記述問題は、完全な正解でなくても問われている箇所をしっかりと読み解いていることが分かれば、部分点が得られる可能性があります。過去問などを使って、解答に必要なポイントを理解し、自分の言葉でまとめることが難しくても、必要な言葉や単語を記入する練習をしましょう。
表現力が必要な記述問題の対策を
文字数制限のない自由記述問題が多い学習院女子の国語は、読解力と表現力が必要な出題が多く見られます。合格につなげるには、単純に作品のポイントをまとめて解答するだけではなく、自らの言葉を使って表現する力が必要です。普段から文章を客観的に読み取ったり、必要な部分を書き出してまとめたりといった学習方法を行ないましょう。問題集などを多くこなし、自分の言葉でまとめる必要がある記述問題に慣れておくのもおすすめです。
学習院女子中等科の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。