城北中の算数の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

計算と図形の問題は必至

城北中学校の算数の問題は難度が高く応用力が求められます。ここ数年必ず出題されている計算問題の四則計算・逆算、図形の分野では角度・面積・長さ、辺の比と面積の比・相似は重視されているようです。

応用問題が目立つ

出題構成は毎年ほぼ同じで、最初の大問2題が、それぞれ計算問題と小問集合、残りは応用問題となっています。計算問題は、分数計算、四則混合計算などで、難度は高めです。数の性質は倍数・約数、規則性が頻出問題です。比は比例式や連比などの基本用法以外にも、面積比や速さの比などの応用問題が出題されています。

図形の問題が合格へのカギ

毎年のように出題されているのは図形の問題です。図形問題が占める割合は多めで、ここでの問題が解けるかどうかが合格へのポイントとなるでしょう。面積、図形の移動、面積比、相似、円すいなどの展開図が多く出題されていますが、これらが融合された問題もあるので要注意です。

こうした入試傾向を踏まえて、城北中学校の算数で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。

頻出分野の対策は優先的に

毎年ほぼ同じ頻出分野から出題されています。「速さ」「立体の切断」「図形・点の移動」「仕事算」など苦手な分野を克服し、点数がとりやすい分野は正答率を上げていきましょう。

基本問題はできるだけ素早く、ミスなく取る

城北の算数の問題は、難度は高めですが、すべてが難しい問題、というわけではありません。むしろ、序盤～中盤にかけては、比較的点数が取りやすい基本問題、典型題が並びます。

合格点を取るには、大問1の計算問題や、大問2～4くらいまでに散りばめられている基本問題は絶対に取りこぼせません。また、こうした計算問題、基本問題を解くスピードを速くして、難度が高い終盤の問題にじっくり取り組む時間を残すこともポイントです。

基本問題・典型問題は確実に点を取ろう

問題の難度は高めですが、全てがそうであるとは限りません。前半から中盤にかけては、基本的な問題や典型的な問題が見受けられます。この部分で着実に点数をかせげるようにしましょう。難問ばかりに挑戦するのではなく、まずは基本公式で解答を見いだせる問題を数多くこなして解法を見抜く力を養いましょう。基本的な解法パターンを身につけておくことが重要です。

終盤の難問にもあきらめずに食い下がろう

終盤の応用問題は手も足も出ない奇問難問ではありません。図形問題では基本公式に加えて、補助線の引き方などテクニックを習得しておく必要があります。図形問題では補助線を引く必要があるレベルの問題にも慣れておきましょう。