女子学院中の国語の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

女子学院中学校
-国語の入試傾向と合格対策-

このページでは、女子学院中学校の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。 どうすれば女子学院中学校の国語を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。

女子学院中学校 国語 2023年入試データ
配点 100点
試験時間 40分
大問数 3題(文章読解題2題、知識問題1題)
頻出分野 読解問題、知識問題 など
女子学院中学校 国語入試問題

女子学院中学校 国語の入試問題の傾向

女子学院中学校の国語で出されるのは、「随筆文」や「論説文」が中心です。「小説・物語文」「紀行文」などさまざまなタイプの文章が題材として使われています。 近年は「随筆・紀行・日記」が大問の中心となっています。
設問は、「文脈整序」や「心情把握」など、読解力を問う問題が多くなっています。

問題構成は、大問数が3題となっています。しかし、記述問題が多く、時間的な余裕はあまりありません。
短い文章で端的に得点ポイントを突くことが非常に重要となります。丁寧に本質を読み取っていく読解力を前提とした上で、要点を詰め込んで文章をまとめる表現力も重要になってきます。

また、女子学院中学校の国語は、問題文に「語注」がつけられていないのが特徴です。そのため、高度な語彙力が必要です。
また、問題文の題材に、「自然」「現代社会」「生き方」といったやや抽象的で難解なものがよく取り上げられます。「知らない語句の意味を文脈から推測する」力も養っておくことが必要です。

女子学院中学校 国語で合格点を取る対策ポイント

こうした入試傾向を踏まえて、女子学院中学校の国語で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。


女子学院中学校の国語では、語句の意味用法や文法、四字熟語といった語句の問題が出題されます。出題率は全体の3割程度で、受験者層のレベルから考えると、ここは落としたくないところです。
漢字・語句・文法に対する勉強は、あらゆる分野において基礎となるポイントです。しっかり対策をしておきましょう。

漢字は最後の大問に、語句問題は読解問題の中に置かれているという構成上、素直に前から解いていると時間が足りなくなった際、間に合わずにもったいない失点をしてしまうことも考えられます。
解答欄が埋まっていることで精神的に余裕が生まれる部分もあるので、内容を踏まえる必要のない漢字・語句問題から先に解いてしまうという戦略も有効でしょう。

また、「「乾物屋」が売っているものが問われる問題」など、語句の意味が分からないと解けない問題も出題されます。日頃から、辞書を引いたり、語彙ノートを作ったりして、語彙力を養う工夫をしておくことがポイントです。

以前の女子学院中学校の国語では、中学入試の難関校では定番となっている、「文章全体から主題や要旨を読み取る設問」が出されないのが特徴でした。ただ、最近出される説明文の記述問題では、「要旨をまとめる問題」が出されています。
傾向が変化しているので、「傍線部の周辺だけ読む」といったやり方ではなく、文章全体を通して「論理の展開」や「登場人物の心境の変化」を追う、ということを、普段から意識して演習に取り組むことが大切です。
要旨問題をはじめ、全体を概観する問題については、先に設問を見渡して「そのような設問がある」ということを意識の片隅に置いた上で問題文を読むと、読み直す必要がなくなり時間を節約することが出来ます。

3行程度のものや、50~60字の記述問題が多く出題されます。点数を取るには、「記述に盛り込むべきポイント」「設問に対応した答え方」「字数内に文章をおさめるテクニック」などが重要です。

また、解答時間が短いという性質上、分からない問題には固執しすぎず、見直しの際に再考しよう、という精神的な余裕も重要です。
前もって見直しの時間も含めた時間配分の計算をし、演習を繰り返して目標時間内に解き終えられる力をつけておくと、本番でも焦らずに解答用紙を埋めることができるようになります。

文学的な文章の場合は、その文学的な表現に託された情景・心情に対する深い共感的な理解が中心となります。したがって、日頃の読書と読解問題への取り組みは、これらの事柄に留意したものでなくてはなりません。
また、「比喩の読み取り」など、今まであまり出題されたことのなかった問題が出ることもあります。過去問を確認し、問題集などで似たような問題を探し、演習をしておきましょう。


女子学院中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。


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