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春日部共栄中学校
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、春日部共栄中学校の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。 どうすれば春日部共栄中学校の国語を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
春日部共栄中学校 国語 2023年入試データ | |
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配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 |
大問数 | 4題(文章読解2題、知識問題1題、資料読解題1題) |
頻出分野 | 説明文・論説文、小説・物語・伝記、漢字書き取り、短文記述 など |
春日部共栄中学校 国語の入試問題の傾向
難解な説明文
例年、大問1が漢字の書き取り10問程度、大問2・3が「説明文・論説文」「小説・物語文」から1題ずつとなっていますが、2017年度以降、毎年グラフや表の読み取り問題が出題されています。読解問題の中にも、対義語・語句の意味・文節などの小問もありますが、50字程度の記述問題が2問程度あり、なかなか難しいものとなっています。 物語文では場面とそこでの様子の心情・理由を、説明文では筆者の考えについての理由を中心に問われました。
解きやすい語句知識問題
先ほども述べた通り、大問1の知識問題のほかにも読解問題の中でことばの知識が問われます。語句知識が確立された問題構成と違って前後の文があるので、分からなくても前後の文を読んでヒントをつかみながら諦めずに解いていきましょう。漢字の書き取りは「偉業」「接触」「匹敵」など、標準的なレベルのものなので、基礎的な知識を身に着けることが重要です。
独特な物語文
2015年度の物語文では、今江祥智の『それはまだ秘密―少年少女の物語』が取り上げられています。高校二年生の主人公が小学生の時に体験した話で、近所の立ち入り禁止の空き地で遊ぶ小学生達や同級生を見て、最初は連中を快く思っておらず、主人公は否定的でした。しかし、物語を読み進めていくと、くだらないと思っていた空き地での遊びが同級生を成長させたことに気付き、主人公は考え方が変わるという物語となっています。「体裁」や「かぎっ子」などの語句知識が多く含まれており、問題文に関する設問は少ないので、混乱しないように頭の中を整理しながら解いていきましょう。
春日部共栄中学校 国語で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、春日部共栄中学校の国語で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
平均点は標準的
例年、国語の合格者平均点は6割前後です。2019年度の第1回午前・午後はそれぞれ、65.2点と68.3点でした。年度によって多少波はありますが、とりわけ高いわけではないので、落ち着いて取り組めるように準備しましょう。
毎年、どの入試日程でも出題分野はほぼ同じ
出題分野は物語文、説明文、ことばの知識、漢字の読み書きとなっており、日程ごとでも年度ごとでも似た傾向にあります。他の学校と比べても比較的よく出る形式のものばかりなので、しっかりと過去問を見て確認しておきましょう。
春日部共栄中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。