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慶應中等部
-算数の入試傾向と合格対策-
このページでは、慶應中等部の算数の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
慶應中等部の算数で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
慶應中等部 算数 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 100点 |
試験時間 | 45分 |
大問数 | 6題(計算・応用小問1題、応用小問2題、応用問題3題) |
頻出分野 | 四則計算・逆算、濃度、角度・面積・長さ、辺の比と面積の比・相似、表とグラフ、場合の数 など |
慶應中等部 算数の入試問題の傾向
慶應中等部の算数は、典型的な「速読即解型」試験です。
難度の高い問題はほとんど出題されませんが、試験時間45分に対して20問で量が多くなっています。問題数に対して試験時間が短いため、典型問題の処理スピードが合否の分かれ目となります。
オーソドックスな問題が多い慶應中等部の算数は、解答形式に特徴があります。
答えのみを記入する解答用紙ですが、解答欄の1マスに数字をひとつ書くスタイルで、数字の字体も指定されています。過去問などをしっかりと活用し、解答形式に慣れておくことが必要です。
小数と分数が入り混じった四則計算や逆算、数の性質などがよく出題される傾向です。図形分野も頻出で、角度や面積を求める問題や辺の比と面積の比・相似もほぼ毎年登場しています。
特に、「平面図形」「割合と比」「場合の数」が頻出分野です。なかでも「平面図形」では、「点や図形の移動」と「それにともなう面積変化」の問題がよく出題されています。また、図形とグラフの融合問題の対策も必要です。
慶應中等部 算数で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、慶應中等部の算数で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
慶応中等部の算数は、「各単元の典型題を、できるだけすばやく解けるようにすること」が最重要課題となります。
計算問題だけでなく図形などの応用問題も、常にスピードと正確さを念頭に置いて学習するようにしましょう。
スピード勝負の試験対策には、奇問難問の演習を繰り返すよりも、頻出単元の典型的な問題や計算問題などの反復練習がおすすめです。
すばやく正確に問題を解くには、まずは基礎固めをしっかりと行い、複合問題でも基礎の応用で対応できるようにしておく必要があります。
その後、過去問などを活用して、標準的な問題を制限時間内に正確に解けるように問題演習を行いましょう。
また、計算力を高めることも重要です。単純な計算問題以外でも、正確な計算力が必要とされる問題がよく出題されています。
特に、分数の性質を利用した問題、単位計算、割合計算などが多く見受けられます。こうした計算問題への対応力を高めておくと、問題の処理スピードも速くできます。
図形問題や場合の数などの頻出単元からは、複数出題される場合もあり、重点的な対策が必要です。
図形の問題は、面積や体積だけではなく、角度や長さなど図形の性質を利用した問題もあります。また、グラフを使った問題も重視される傾向で、図形だけに限らず旅人算など複合問題の対策も欠かさず行いましょう。
さらに、出題パターンは、毎年、似た傾向にあります。残り期間が少ない場合でも、直近3年間の出題分野を集中的に潰していけば、本番では点数を取りやすくなります。
慶應中等部の算数で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。