慶應中等部の理科の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

慶應中等部の理科は、試験時間25分で、大問4題、4分野からそれぞれ出題される構成が定番です。試験時間に対して問題量が多く、時間に余裕のない試験です。

解答欄を見ると、記号選択問題が中心となっています。
しかし、単なる知識を問う空欄補充などは少なく、実験や観測をもとに答えを導き出すパターンが頻出です。「データの読み取り・分析が必要な問題」が多く、読解力も問われる内容となっています。
また、「手間のかかる計算問題」や、生活に密着した内容を中心とした「マニアックな知識も必要な問題」も出題されています。

こうした入試傾向を踏まえて、慶應普通部の理科で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。

慶應中等部の理科はとにかくスピード勝負です。時間が不足してすべての問題を解答できないということを防ぐために、効率よく問題を解き切る練習が必要です。
試験全体を見て、時間のかかりそうな問題は最後に解く、基本的な問題は先に解答しておくなど、普段から本番に見立てた演習を行い、時間配分の感覚を身につけておくのがおすすめです。

時間の足止めを食いやすい問題は、「データの読み取り問題」「対照実験の問題」です。こうした問題にすばやく正確に解答し、点数を取れるかどうかも、合否に大きく影響します。

また、出題の大半は基本問題となっています。基本知識は徹底的に固めること、ミスをしない正確性を磨くことが合格につながります。
また、選択問題も迷わずに解答を選べるようになるので、基本知識を固めることで解答スピードも上がります。

問題のかたよりは少ないため、幅広い知識を学んでおくことが重要です。データの読み取りや実験・観察問題なども基礎的な内容の応用が有効な場合もあるため、なるべく多くの問題に触れておくのが良いでしょう。さらに、普段からさまざまなことがらに関心をもって、疑問点はきちんと解決しておくことが、ほかの受験生と差をつけるポイントです。