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明大明治中学校
-社会の入試傾向と合格対策-
このページでは、明大明治中学校の社会の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば明大明治中学校の社会を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
明大明治中学校 社会 2023年入試データ | |
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配点 | 75点 |
試験時間 | 40分 |
大問数 | 3題 |
頻出分野 | 地理総合、歴史総合、政治総合、時事問題 など |
明大明治中学校 社会の入試問題の傾向
明大明治の社会は、大問は3題、小問30問前後という構成です。地理・歴史・政治の分野から均等に出題され、時事的な事柄に関しても知識や理解が必要な試験です。
地理は資料や地形図を用いた問題や、地形的特色やそれに関連する事柄がよく出題されます。また、歴史は古代から現代まであらゆるジャンルと時代が問われます。政治の分野では、日本国憲法と政治のしくみが比較的によく取り上げられています。
解答形式については、記号選択と適語の記入が中心ですが、記述問題も、例年1~3題程度出題されています。
「この発言について、グラフを参考にして、50字前後でわかりやすく説明しなさい」という問題が出されたように、知識を問うだけでなく、データを読み取って答える難度の高い問題も出されます。特に地理分野で頻出です。
また、同じ明治大学系列の明大中野の社会と同様に、時事問題や環境問題がよく出題されるのも、明大明治の社会の特徴です。
今までに取り上げられたものとしては、「バイオエタノール」「感染症」「東京オリンピック」などがあります。かなり細かい知識が問われることもあり、油断はできません。
日本の経済や財政、社会の情報や外国との関係性、人権やエネルギー問題などが問われる傾向にあるので、注意しておきましょう。
明大明治中学校 社会で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、明大明治中学校の社会で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
明大明治の社会では、先ほどお話ししたとおり、図・写真・史料を使った問題が頻出です。合格点を取るためには、こうした資料問題への対策が不可欠になります。
何より重要なのは、全分野と全単元の基本を確実に抑えておくことです。細かいことが問われることもあるため、教科書の注などもしっかりと覚えておきましょう。その後に習得した知識をもとに関連事項と紐づけて学習していくことが効果的です。
最近の中学入試の社会の傾向として資料問題がよく出題されていますが、明大明治の場合、「天地が逆転した航空地図」が出されたように、少しひねった問題が出されることもあります。
また、「都道府県庁所在地の位置を緯度と経度で表した図」のように、初めて見るような図が使われることもあるため注意が必要です。
典型的な資料問題だけではなく、初見のものや難度が高めの問題を中心に演習を積んでおきましょう。また、与えられた資料を細部まで読み取ることで、解答につながるヒントを見つける訓練も重要です。
時事問題は、明大中野のように政治分野に絞った出題ではないので、話題になっているニュースや世界的な出来事には、漏らさず関心を持っておくことが重要です。
明大明治の社会で合否を分けるのは、記述問題です。明大明治の社会では、覚えた知識をそのまま答えるというよりも、自分の考えを述べる問題や史料から読み取った情報を基に解答する記述問題が出されます。
2018年に出題された、「憲法を時代に合わせて変えるべきか、社会を憲法が目指すかたちに近づけるべきかについて、自分の意見を述べる問題」などは、その典型題と言えます。
1行程度で答えさせる問題が多いため、要点を簡潔にまとめる練習をしておくのが効果的です。傾向の似ている明大中野の記述などを使って対策をするといいでしょう。
明大明治中学校の社会で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。