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武蔵中学校
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、武蔵中の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
武蔵中の国語で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
武蔵中学校 国語 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 | 大問数 | 2題 |
頻出分野 | 説明文・論説文、小説、物語・伝記、内容理解、漢字の書き取りなど |
武蔵中学校 国語の入試問題の傾向
御三家・武蔵の国語は、長文問題1題のみ、「字数制限のない記述問題」が4~6題という構成が伝統です。
2021年以降、漢字問題が1つの大問として切り出されていますが、余白に自記述する独特の解答形式、漢字の書き取りという出題構成にも変化はありません。
読解のジャンルは、同じ御三家の麻布同様、「物語文」一辺倒の出題が特徴でしたが、ここ最近は随筆・論説文系の文章もたびたび取り上げられるようになりました。
「武蔵の国語は物語文しか出ない」というのは、すでに過去のイメージですので注意が必要です。
出題作品の傾向に関しては、物語文の場合は、受験生と同年代の少年・少女を主人公にした作品が好んで取り上げられています。過去には10年以上前に出版された作品が出題されたこともありました。
論説的文章は、ジャンルとしては随筆といえるような作品が取り扱われています。
武蔵中学校 国語で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、武蔵中の国語で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
武蔵の国語では、中学入試の中でも長い文章が取り上げられており、時間的にも1回で内容が把握できる力が必要です。 また、文章の内容も高度で、高い読解力が求められます。
自分の興味のあるもので構わないので、さまざまな文章にどんどん触れていくことが、読解力をつける一番の近道です。
合格点を取るには、とにかく徹底的に記述対策をしましょう。
例年、「本文中から重要となるキーワードを拾い、それを論理的にまとめ上げる力」があれば十分点数が取れる問題が出題されており、「要約力」が求められます。
基本方針としては、文章から情報を的確に拾い、他者に正確に伝える、という力を身につけるようにしましょう。
問題文の文章が長く、読んでいるうちに混乱してしまうこともありますので、メモを取るなどして内容を整理しながら読解しましょう。
なお、ここ数年の傾向をみていると、「要約」の域を超えた記述問題が出題されることもあります。
文中の言葉を見つけるだけでなく、自分の言葉でまとめて、論理的に書き進めていく力が受験者に差をつけました。
記述問題で問われる内容のもうひとつのパターンとして、「登場人物の心情を、行間からくみ取る」という問題があります。
登場人物の関係性をつかむこと、心情の移り変わりにアンテナを張ること、心情を表現する語彙や言葉を注意深く拾うことなどがポイントになります。
先ほどお話ししたとおり、記述問題は、字数制限がなく、解答欄も線や枠もない解答用紙となっています。
とはいえ、「解答欄を全部埋めようとする」「とにかく長く書こうとする」必要はありません。
問われたことに的確に解答できていれば、長さに関係なく正解はもらえます。
また、多少の誤字も大目にみてもらえるので、神経質にならず、自由に表現すること、内容として的を射た解答を書くことを心がけましょう。
武蔵中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。