大妻中の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

大妻の算数は、大問の問題数が多い分、幅広い単元から出題されます。苦手単元のないように対策しておきましょう。合格点を取るためには、難度の高い最後の応用問題で点数を稼ぐ必要があります。「図形」のなかでも角度・面積・長さはよく出されているので、注意しておいてください。場合の数や組み合わせの問題、約数や倍数をからめた問題なども出題傾向にあります。特殊算はあまり複雑なものは出題されない傾向にあります。過去問を使って、幅広い問題に触れておきましょう。

大妻の国語では、漢字や慣用句、ことわざ、四字熟語だけでなく、俳句の季語や詩の表現技法、作者の略歴なども問われます。特に俳句に関する問題が頻出するため、韻文や文学史の知識も重要です。読解問題では、大人びた視点を必要とする文章が多く、新聞のコラムや社説を読んで語彙力を養うことが効果的です。記述問題は基本レベルですが、記号選択問題は高度で、本文中の根拠を基に客観的に解答する練習が必要です。

大妻の理科は幅広い分野がまんべんなく出題されます。生物、物理、化学、地学の全ての分野の基礎知識をしっかり復習しましょう。「なぜそうなったのか」を考えることで、記述形式の問題の対策もできます。例年、計算が必要な問題が多く出題されています。どの分野で出題されるかは、年によって違いますが、「物質とエネルギー」の分野や「地球と宇宙」の分野などで出題されています。また金属などの燃焼に関する計算問題など、比を使って解くパターンの問題には注意しておいてください。

大妻の社会では、現代社会や世界の問題、時事問題が多く出題されるため、日常の出来事に関心を持ちましょう。歴史問題では出来事を並び替える問題が出題されるので、単語の暗記だけでなく、関連性を考えながら学習することが重要です。また、用語を書かせる問題も多いので、漢字で正確に記入できるようにしましょう。図やグラフを利用した問題も出題されるため、日本国勢図会などの資料から読み取る問題に慣れておくと良いでしょう。