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大妻中学校
-国語の入試傾向と合格対策-
このページでは、大妻中学校の国語の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば大妻中学校の国語を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
大妻中学校 国語 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 |
大問数 | 4題 |
頻出分野 | 読解問題、知識問題など |
大妻中学校 国語の入試問題の傾向
読解問題が中心で題材文は幅広い
大妻中学校の国語は、2022年は試験時間50分に対して読解問題3題・知識問題1題という出題構成でした。読解問題の内容としては「説明文」「小説・物語文」「詩や短歌と鑑賞文」の中から3題出題という構成が多く見られます。年度によって物語文2題、説明文1題の年もありますし、説明文2題、物語文1題という年もあります。また2022年には随筆が出題されました。
知識問題もポイント
また知識問題では、語句の意味や用法、熟語、慣用句やことわざなどが読解問題の中で出題されました。言語的な知識だけではなく、「季語の辞典の名前」を問うような問題、文学作品の内容や作者の略歴や詩の形式を問われることもあります。
全体の問題に占める割合も少なくないので、大妻の国語で高得点を取るには、知識問題への対策は不可欠と言えるでしょう。
必要なのは精密な読解
大妻中学校の国語の設問形式を見てみると、「記号選択問題」と「書き抜き問題」が大半です。例年、「記述問題」も数題出されますが、文字数もそれほど多くありません。
「記号選択問題」というと、簡単そうなイメージもありますが、ややこしい表現が多く、騙されやすいものが幾つか見られます。それだけ、精密な読解が求められる国語の試験と言えます。
また、設問内容に関しては筆者の主張や登場人物の心情やその変化を問うもの、詩の解釈などを中心に出題されており、読解力の養成が合格へのカギとなるでしょう。
時間配分について
2022年には題材文全体の文字数が約10000字程となっており、かなりのスピードで読み解いていくことが求められました。また設問数も多めですので、試験時間50分ですがあまり余裕はありません。演習の際には、スピードを意識することを心がけておきましょう。
大妻中学校 国語で合格点を取る対策ポイント
「季語」や「作者に関する知識」も忘れずに
大妻中学校の大きな特徴でもある知識問題への対策が必須ということは既にお伝えしました。中学入試の国語の知識問題というと、「漢字」や「慣用句」、「ことわざ」、「四字熟語」などを思い浮かべがちですが、大妻の場合、俳句の「季語」、詩の「表現技法」、「作者の略歴」などを問う問題が出されたこともあります。
過去には3つの俳句の中から「切れ字を全て抜き出す問題」や、「季語を抜き出し、その季節を答える問題」が出題されました。
他校ではあまり見られない設問もあるので、韻文に関する知識や文学史なども忘れずに固めておきましょう。
大人向けの文章を含め数多くの文に触れよう
また、大妻中学校の国語で取り上げられる文章は、年齢以上の「大人びた視点」が必要とされる文章が少なくありません。 過去には、「人間の、時間に対する関わり方やその歴史を扱った論説文」や、「「借金」をめぐる人間関係を読み取る物語文」が題材となりました。
「大人の常識」を必要とするテーマや、抽象的な内容の文章を苦手とする小学生は少なくありません。大妻の読解問題を攻略するためには、そうした大人向けの文章に数多く触れ、読み慣れておくことが必要になります。その対策として、新聞のコラムや社説などを活用して、多くの文章に触れておくことが大切です。その際に分からない言葉が出てくれば、辞書などを使って調べ習得しておきましょう。語彙力は読解力にもつながる重要な国語力です。
「正解を選びにくい選択問題」に要注意
中学入試の国語では、記述問題が合否を分ける学校が少なくありません。ただ、大妻中学校の国語の場合、記述問題は基本レベルのものがほとんどです。厄介なのは、正解が選びにくい高度な記号選択問題です。 まさに「大妻らしい」問題と言えるでしょう。
こうした記号選択問題で正解を選ぶためには、「主観」で選ぶのではなく、本文中から「根拠」を見つけ、「客観的に」答えを選ぶことが重要です。記号選択問題の演習を積む際には、「根拠」「理由」を見つけて解くことを意識して取り組んでください。
大妻中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。