大妻中野中の国語の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

「論説的な文章」が頻出

大妻中野中学校の国語は、例年、読解問題が1題出題されます。 読解問題の内容としては、「説明文・論説文」の年がほとんどですが、「小説・物語文」や「随筆文」が出題される場合もあります。中学受験の女子校の国語としては珍しく、「論説的な文章」が重視される傾向にあるのが特徴です。

記述問題も出される

設問は、記号選択と書き抜き問題が中心です。ただ、例年、40～50字程度の記述問題も1、2題出題されているため、注意しておきましょう。

「説明文の読み方」を徹底対策する

先ほどお話ししたとおり、大妻中野中学校の国語では、「論説的な文章」「説明文的な文章」が好んで出題される傾向にあります。 そのため、中学受験の他の女子校で求められがちな「人物の心情を読み取る力」「気持ちの変化を読み取る力」よりも、「論理的に文章の内容を理解する力」が必要です。
「接続詞に印をつける」「段落ごとに要点をまとめる」など、論説文・説明文の読み方を徹底して身につけておきましょう。

「語彙力」も求められる

設問の内容を見ると、「筆者の主張」を読み取るもの、「文中の語句を言い換える表現」を選ぶものなどがよく出されています。 漢字や慣用句などの独立した大問は出題されませんが、読解問題のなかで語彙力も問われます。「読解力」だけでなく、「語彙力」も、確実に養っておくことが必要です。

記号選択問題の攻略もカギ

記号選択問題では、「なんとなく」や「勘」で解くのではなく、本文から「根拠」となる部分を見つけて解いていくことが不可欠になります。 問題集や過去問などで演習を積み、「選択肢が多い記号選択問題」を攻略できるようにしておきましょう。

大妻中野中学校の国語で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。