立教池袋中の国語の出題傾向とプロ家庭教師の入試問題対策

読解4題、知識問題が1題前後の構成

立教池袋中の国語では、例年読解問題4題、知識問題が1題出題されています。読解問題では、小説・物語文、随筆が素材として毎年取り上げられています。また説明文が出題されることもあります。

第二回では、100字程度の記述問題が頻出

基本的には記号問題と書きぬきで解答するものがほとんどですが、記述問題も数問出題されています。字数制限のあるものとないものがあり、対策は必須です。

他校ではあまり見かけない「韻文」が出る

文章題のジャンルとして、中学入試の男子校の国語では珍しい詩や短歌・俳句などがよく出題されています。

時間配分について

文章題の長さは標準的ではあるのですが、小問数が多いためあまり時間に余裕が持てません。記述問題もみられるため、時間のコントロールが難しい試験になるでしょう。

こうした入試傾向を踏まえて、立教池袋の国語で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。

「読解スピード」が不可欠

読解力を高めておかないと合格は難しいでしょう。先ほどお話ししたとおり、文章量はさほど多くはないですが、大問数が多いため時間をあまりかけることができません。そのため一度読んだだけで文章の要点を掴める「読解スピード」を身に付けておくことが重要です。

語彙力育成がポイント

設問内容として、文法や季節の言葉、慣用句、表現方法など語句の知識問題が多く出題されています。しかし、読解問題では小学生には馴染みのない言葉が問われることが多く、高度な語彙力を養っておくことがポイントになります。

「比喩」「言い換え」に注意

「韻文」も対策が必須な問題となってきます。なかでも頻出である「詩」では比喩や言い換えに注意をして解くことが大切です。また、生徒作品から出題されることが多いため、過去問を解き、問題形式に慣れておくと効果的でしょう。