- トップページ
- > 教科別対策 >
- 品川女子学院中の理科対策
品川女子学院中等部
-理科の入試傾向と合格対策-
このページでは、品川女子学院中等部の理科の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば品川女子学院中等部の理科を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
品川女子学院中等部 理科 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 60点 |
試験時間 | 社会と合わせて60分 |
大問数 | 3題 |
頻出分野 | 生命、物質、エネルギー、地球など |
品川女子学院中等部 理科の入試問題の傾向
毎年1題は「融合問題」が出される
品川女子学院中等部の理科は、2021年・2022年では社会と合わせて試験時間が60分、大問3題という出題構成です。大問の問題数は3題ですが、うち1題は、複数の分野の問題が出題される「融合問題」となっており、4分野からまんべんなく問題が出されています。
「理科的思考力」が求められる試験
設問の内容を見ると、計算問題や文章記述問題などが多く出され、「理科的思考力」「論理的説明力」が求められる試験です。2021年に出された図を読み取って答える問題も頻出です。
「身近な現象」を取り上げた問題が頻出
出題されている題材については、品川女子学院の担当の先生が話されているように、「身近な現象」をテーマとした問題が中心です。たとえば、2020年の第二回試験では、「東京で雪が降った天気図」を題材に、「冬型の気圧配置」や「日本の季節風」について問う問題が出されました。
題材は身近なものであっても、他校ではあまり見られないような独自の切り口の問題が出されるので、「基礎知識を使って解き方を考える力」が必要になります。
品川女子学院中等部 理科で合格点を取る対策ポイント
時間配分を体で覚えておく
品川女子学院の理科の最大の特徴は、社会と同じ試験時間内に行われることです。上位女子校では、洗足学園や浦和明の星女子中学校などと同じ問題形式です。
理科と社会で合わせて試験時間が60分しかないので、時間に余裕はありません。時間を計って過去問を解き、時間配分を体で覚えておきましょう。
頻出単元から対策をするのが効率的
品川女子の理科では、4分野からまんべんなく問題が出されるので、幅広く基礎固めをしておくことが重要になります。ただ、偏差値が品川女子に足りていない場合には、よく出される単元から優先的に対策を行っていくのが効率的です。
比較的よく出される単元としては、流水のはたらき、地層と岩石、力のつり合い、植物、天体などがあるので、必ず押さえておくようにしてください。
「融合問題」は、問題形式に慣れることがポイント
また、先ほどもお話ししましたが、品川女子学院の理科では、2018年の大問1「ジャガイモについての問題」のように、複数の分野にまたがった「融合問題」が出題されます。
他校ではあまり見られない問題形式ですが、問題の内容自体は、基本レベルの問題がほとんどです。攻略するには、過去問をくり返し解いて問題形式に慣れておきましょう。
差がつくのは計算問題
品川女子学院の先生によると、理科で点差がつくポイントは、「計算問題」です。品川女子の場合、解答欄に答えだけを書く形式なので、計算ミスも命取りになります。
計算問題を落とさないためには、問題集で典型題を多くこなしておくことはもちろん、正確な計算力を養っておくことも求められます。基本的な計算方法をおさえておけば複合問題の計算問題にも対応できるので、それぞれの分野で習う計算を過去問や演習で対策しておきましょう。
品川女子学院中等部の理科で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。