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白百合学園中学校
-算数の入試傾向と合格対策-
このページでは、白百合学園中学校の算数の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
白百合学園中学校の算数で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
白百合学園中学校 算数 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 100点 |
試験時間 | 40分 |
大問数 | 5題 |
頻出分野 | 割合と比、速さ、図形、場合の数、規則性、調べ・推理・条件の整理など |
白百合学園中学校 算数の入試問題の傾向
「すべての大問が応用問題」という手強い試験
白百合学園中学校の算数は、大問5題の構成です。ただ、中学入試の上位女子校でよく見受けられる、冒頭の大問が「計算・一行問題」という出題パターンではありません。大問のすべてが応用問題となっているのが大きな特徴です。
ウォーミングアップをする暇もなく、最初から100%の力を出し切って取り組む必要のある試験と言えるでしょう。
「時間の使い方」が合否を分ける
白百合学園の算数が厄介なのは、試験時間が40分と短いことです。ほとんどの問題で解答の過程を書く必要があるため、時間に余裕はありません。また、基本的には、後半に行くにつれて問題の難度が上がる出題形式ですが、途中で基本レベルの問題が混じっているケースも見られます。
「時間の使い方」が得点に大きく影響し、合否を分けると言っても過言ではないでしょう。
「大きな空欄」「記述の指示」が書かれた独自の解答用紙
白百合学園の算数は、ほぼ全ての問題で、「途中式」や「解く過程」を記入することが求められます。スペースの大部分を占めるいくつもの大きな空欄に、「計算・やり方を書きなさい」という指示が書かれているのが白百合の解答用紙です。
合格者平均と受験者平均の差が大きい
白百合学園の算数は、例年合格者平均と受験者平均の差が大きいのが特徴です。合格者平均は、2022年の算数では、受験者平均が48.7点に対して、合格者平均が62.5点と10点以上の差があることが分かります。
白百合学園中学校 算数で合格点を取る対策ポイント
途中式を「丁寧に」「素早く」書くことがポイント
先ほどもお話ししたように、試験時間が短い白百合学園の算数で合格点を取るためには、テキパキと問題をこなしていくことが大切になります。ただ、白百合学園の問題は、ほとんどが記述式の問題です。そのため、「途中式」や「解き方の過程」を素早く書くことがポイントになります。
また、この「途中式」でどれくらい部分点を取れるかが、算数の得点に大きく影響し、最終的には合否にまで関わってきます。
時間に余裕のない入試本番で、採点者に分かりやすい解答を書くためには、普段から途中式を書く練習を積み重ねておくことが不可欠です。
対策する際は、「平面図形」「比」「速さ」を重点的に
白百合学園の算数の頻出単元を見ると、白百合の入試担当の先生も仰っている通り、「平面図形」や「比」に関する問題のウエートが高いことが分かります。
また、水の深さの変化とグラフをからめた問題が出されることもあるので、グラフを書くことにも慣れておくとよいでしょう。
算数が苦手な場合や、本番まで時間がない場合には、「平面図形」「比」から重点的に対策を行っていきましょう。
また、「速さ」に関する問題も頻出のテーマになっています。2021年の大問5で出題されています。あまりひねったような問題はなく、典型題が出題されることが多いので、旅人算や点の移動などを中心に対策しましょう。
「解ける問題から解く」ことが高得点のカギ
問題が難度順に並んでいないことも多い白百合学園の算数では、「解ける問題から解く」という鉄則を守ることが、高得点を取るためのカギになります。年によっては難度の高い問題のあとに、他校でもよく見るような典型題が並んでいるケースもあります。
問題に目を通して解き方が分からない場合には、一旦飛ばして次の問題に取りかかる、という「テストの受け方」を身につけておくことも必要です。白百合学園の算数の問題は、どれも基本的な解法を段階的に用いれば攻略できるものです。地道な学習効果が実を結ぶオーソドックスな問題ばかりなので、意欲をもって励みましょう。
白百合学園中学校の算数で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。