- トップページ
- > 教科別対策 >
- 巣鴨中の理科対策
巣鴨中学校
-理科の入試傾向と合格対策-
このページでは、巣鴨中の理科の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
巣鴨中の理科で合格点を取るために必要なことを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
巣鴨中学校 理科 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 50点 |
試験時間 | 30分 |
大問数 | 4題 |
頻出分野 | 各分野からまんべんなく出題 |
巣鴨中学校 理科の入試問題の傾向
大問4題、各分野から1題ずつの構成が定番
巣鴨中学校の理科は、試験時間30分、大問4題、4分野から1題ずつという出題構成です。巣鴨の場合、「高難度の問題がずらりと並ぶ算数」、「難解な論説文・説明文を読ませる国語」この2科目に注目されがちですが、理科・社会で他の受験生に差をつけらないように点数を確保することが必要です。
「エネルギー」では実験問題が多く見られます。特に図や・表の読み取りや計算を交えて出題されるパターンが目立ちます。「物質」では、複雑な実験から水溶液の性質などの問題が出されています。
「生命」は植物のつくりとはたらきや、人体に関する問題が頻出分野です。「地球」は観察や実験をもとにした出題が多く見られます。
巣鴨中学校 理科で合格点を取る対策ポイント
基本知識を固めることが優先、マニアックな知識に時間をかけない
1つの単元を徹底的に掘り下げて学習したり、マニアックな知識に走ったりすると、かえって非効率となってしまいます。各分野の基礎を早めに固めて、そのうえで問題演習に取り組むとよいでしょう。
各分野の「頻出単元」を優先的に対策すること
巣鴨中学校の理科は、大問4題構成で、「生命」「物質」「エネルギー」「地球」の各分野から1題ずつ出題されます。また、分野ごとに出題頻度の高い単元も決まっています。「基礎をまんべんなく」と言われると、結局どこから手をつけていいか分からなくなってしまいますが、まずはよく出る単元から優先的に対策していきましょう。
生命分野の対策
生命分野では、植物を中心に基本知識と理解度をためされる問題が出されます。
過去の出題をみると、「帰化植物(セイヨウタンポポ)」「葉や茎のつくりとはたらき」「ヒトの消化器官と心臓のつくり」「種子の発芽実験」「ダイズの呼吸」「食物連鎖」「昆虫の育ち方」など、他の中学の入試問題でも見かけるような内容が取り扱われています。また、毎年新しい素材を取り上げているのも特徴です。
物質分野の対策
物質分野では、「水溶液の性質」「物質の溶け方」「気体の性質」「物質の状態変化」などが、かなり複雑な実験問題を題材にして出題されます。中和反応をからめた計算問題も出題されることもあります。
また、2018年では「火のついたろうそくをガラス瓶の中に入れて、ゆでたまごでふたをする」というユニークな問題が出題されましたが、原理を理解していればそれほど悩まずに解ける問題です。
エネルギー分野の対策
エネルギー分野では、「力のつり合い(てこ・てんびん等)」が連続出題されており、巣鴨の理科では外せない頻出単元です。他にも、光、電気、物体の浮き沈みなどが、実験問題、やや複雑な計算問題とセットになって出題されています。
2017年では、あまり出題の見られなかった「磁石・電磁石」からも出題がありました。
地球分野の対策
地球分野では、「天体」もしくは「地形(地層)」について出題されることが多いです。具体的には、天体では「月の自転・公転と満ち欠け」「星座」「日時計と時刻」など、地形からは「地層」「岩石」「地震について」等が出題されています。地学分野は、観察や実験の経過をくわしく説明した上で設問に答えさせる問題形式も特徴です。
また、過去には「火山・地震」から出題されています。「現在の活火山の数を答える問題」など、少々マニアックな問題が出題される場合もありますが、基本的な知識はしっかり身につけておきましょう。
時事問題の出題にも注意
2017年には過去に見られなかった時事問題の出題もありました。日頃から身近な環境問題や自然現象などを、テレビや雑誌などで触れておくとよいでしょう。
巣鴨中の理科で合格点を取るには、こうした入試傾向を踏まえた上で、効果的な志望校対策を講じていくことが必要です。