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東京女学館中学校
-算数の入試傾向と合格対策-
このページでは、東京女学館中学校の算数の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば東京女学館中学校の算数を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
東京女学館中学校 算数 2023年入試データ | |
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配点 | 100点 |
試験時間 | 50分 | 大問数 | 7題 |
頻出分野 | 四則計算・逆算、つるかめ算、濃度、図形、表とグラフなど |
東京女学館中学校 算数の入試問題の傾向
問題構成について
東京女学館の算数は、ここ最近、試験時間50分、大問7題、総設問数25題前後という出題構成が続いています。解答形式は、解答欄に「答えだけ」書く形式です。
「計算」「小問集合」「応用問題」という問題構成
出題内容を見ると、例年、大問1が計算問題、大問2が小問集合、大問3以降が応用問題となっています。大問1、2は基本的な問題がほとんどで、応用問題も、基本をふまえて手順よく解いていけば答えられる問題となっています。
「図形が苦手」では合格は難しい
応用問題は、「図形問題」が頻出です。単元としては、「相似」から「展開図」、「体積」、「図形の回転」まで、さまざまな問題が出されます。
特殊算は、出題数が多い年・少ない年がある
また、毎年、特殊算が出されています。出題数は、年によって幅がありますが、近年では図形の問題がやや減少し、旅人算やニュートン算などの特殊算の問題が増加している傾向にあります。図形問題への対策は必要ですが、特殊算への対策も並行して行いましょう。
東京女学館中学校 算数で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、東京女学館中学校の算数で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
「過去問対策」がとても効果的な学校
東京女学館の算数は、出題傾向が比較的安定しているのが大きな特徴です。
たとえば、大問1の計算問題では、4問のうち2問で必ず「逆算」が出されています。また、進行グラフなどの「グラフ」、「規則性」、「点・図形の移動」は頻出単元です。
出題傾向がはっきりしているので、過去問対策がとても効果を発揮する学校だと言えます。志望校対策としては過去問を、第1回、第2回合わせて数年分解き、苦手なところを洗い出して、優先順位をつけて潰していくのが効率的です。
大問2では、「解きづらい問題」に要注意
大問2の「小問集合」では、「数の性質」「濃度」「比」「つるかめ算」など、様々な単元の問題が出されます。問題のレベルは基本的なものがほとんどですが、なかには、解くのに時間がかかる問題も混じっているので注意が必要です。また、規則性や数の性質などの問題は、解法がパッと思いつけばすぐに解ける問題ですが、悩んでしまうとかなり時間を取られる問題でもあります。
そのため、合格点を取るには、時間配分に注意し、「時間がかかりすぎるようなら、飛ばして次の問題に進む」という判断をできるようにしておくのも大切です。
(1)(2)が「誘導」になっていることも・・・
後半の応用問題を見ると、小問が「問題を解く順」に並んでおり、「誘導設問」となっている問題がよく見られます。 (3)以降の問題を解くときは、(1)(2)で出した答えや解答の過程が使えないかを考えながら取り組む習慣を身につけておきましょう。
大問6や大問7など、後半の「難度が高い問題」で差がつくことが多いので、解き方が分からない場合には、(1)や(2)からヒントを探すのも1つの方法です。
「素早く見直しをする」のもポイント
また、東京女学館の算数は、時間に余裕がある試験ではありません。効率的に時間を使うためには、「素早く見直しをする」こともポイントになります。
先ほども述べましたが、出題傾向は安定しているので、過去問演習の際に時間を測り、自分のペースを把握しておくことも重要です。
見直しの際に重要になるのが、「途中式」です。女学館の場合、問題用紙の余白にスペースがあるので、そのスペースに途中式を書き、最後の見直しや検算に使いましょう。普段から途中式を書く練習をしておくと、本番でも焦らずに済みます。
東京女学館中学校の算数で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。