- トップページ
- > 教科別対策 >
- 東京女学館中の社会対策
東京女学館中学校
-社会の入試傾向と合格対策-
このページでは、東京女学館中学校の社会の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば東京女学館中学校の社会を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
東京女学館中学校 社会 2023年入試データ | |
---|---|
配点 | 50点 |
試験時間 | 30分 | 大問数 | 2題 |
頻出分野 | 日本の地理、世界の地理、日本の歴史、政治、環境問題、複数分野総合 |
東京女学館中学校 社会の入試問題の傾向
スピーディな解答が求められる
解答形式は、適語記入や文章記述が中心となっており、記号選択は少なくなっています。
そのため、時間内に全問を解ききるには、相当なスピードが必要になります。
複数の分野にまたがった「総合問題」が頻出
大問は2題構成で、どちらも複数の問題にまたがった「総合問題」が出されるのが女学館の大きな特徴です。特に、「地理」と他の分野が融合した問題が多くみられます。
出題単元には、比較的偏りがない
分野別に分けてみると、頻出単元には、比較的偏りはありません。最近取り上げられたものとしては、地理で「都市問題」「日本の自然と気候」「各地の産業」、歴史で「産業・経済史」「日本とアジア諸国との関係」、政治で「国際連合」「平和主義」などがあります。
また、「情報化社会」「国際情勢」「環境問題」といった、近年、社会的に取り上げられている話題に絡めた問題も出されることがあります。
東京女学館中学校 社会で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、東京女学館中学校の社会で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
時間配分を間違えると「命取り」
時間に余裕がない女学館の社会では、時間配分を間違えてしまうと命取りです。途中の記述問題に時間をかけすぎて、後半の解ける問題を取り損ねないようにしましょう。試験時間と問題数から考えると、1題を解くのに1分もかけられないので、問題を読んですぐに答えが出ない場合には、一旦飛ばすのも1つのやり方です。
また、「過去問を演習する際には時間を計る」、「短時間で記述解答を作る練習をする」など、スピードを身につけるための対策も必須になります。
資料を使いながらの学習が、他校以上に重要
中学入試の社会対策としてはよく言われることですが、歴史などの対策で地図や資料集を使って学習することは他校と比べてかなり重要です。なぜなら、先ほどもお話しした通り「総合問題」が多く、複数の分野にまたがった問題が頻出だからです。
以前出題された「近・現代の日本の外交に関する問題」も、日本のこれまでの他国との関わりに着目して勉強した受験生には有利な問題だったと思われます。
記述問題への対策が、合格のカギを握る
合格点を取るためには、ウェイトの大きい「記述問題」への対策がカギを握ります。女学館の記述は、単に丸暗記した知識をつなげて答えればいいという問題ではなく、自分で原因や理由を考えなければ書けない、難度の高い問題が多いです。
出来事の名称や人物名を丸暗記するのではなく、「なぜそうなったのか」「背景には何があったのか」など、「因果関係」に注目して学習していくようにしましょう。また、「もしあなたが総理大臣になったら、女性の社会進出のためにどんな政策を作るか」という問題のように、解答者の意見を求められる問題も出題されます。漫然と学習するのでなく、問題意識を持って取り組むように心がけましょう。
国際情勢と絡めて、「世界地理」が出ることも
基本的にバランスの良い出題となっていますが、地理分野では、「世界地理」が出されることがあるので、注意が必要です。中学入試の地理では、出題する学校が限られている「世界地理」ですが、公民の「国際社会」との融合問題で出されるなど、国際情勢と絡めて出題されることがあります。
多大な時間をかけて対策をする必要はありませんが、近年話題になった世界的な出来事やニュースに関する地図は、ひととおり目を通しておくのがポイントです。
東京女学館中学校の社会で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。