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東洋英和女学院中学部
-社会の入試傾向と合格対策-
このページでは、東洋英和女学院中学部の社会の入試傾向と対策ポイントについて解説しています。
どうすれば東洋英和女学院中学部の社会を解けるようになるのか、合格点を取れる志望校対策のポイントを具体的に解説していますので、ぜひ参考にして頂ければと思います。
東洋英和女学院中学部 社会 2023年入試データ | |
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配点 | 60点 |
試験時間 | 30分 |
大問数 | 3題 |
頻出分野 | 地理、歴史、政治、環境問題、時事問題など |
東洋英和女学院中学部 社会の入試問題の傾向
「地理」「歴史」「公民」からバランスよく出題
東洋英和女学院の社会は、大問3題前後、解答個所が20~30問程度という出題構成が続いています。
出題分野は、地理・歴史・公民の3分野からバランスよく出されています。ただ、各分野の独立した問題が1題ずつ出されるだけでなく、複数の分野にまたがる融合問題が出されることもあります。
「記述式」の問題が多いのが特徴
設問の内容については、記述式の問題が多くなっているのが特徴です。適語の記入はもちろん、文章記述問題や作図問題も出題されます。
今までに出された文章記述としては、「村人が戸籍を偽って提出していたのはなぜですか」(2020年A方式)「大名の中にもキリシタンになるものが現れた経済的理由を答えなさい」(2019A年方式)「史料を参考にして、憲法十七条が定められる以前の、大王と豪族たちの関係を説明しなさい」(2018年A方式)の出題がありました。
また、上に例として挙げたように、資料からデータを読み取って答えさせる記述問題も少なくありません。
時間に余裕がなく、内容も高度なハードな試験
東洋英和の社会は、試験時間が30分なのに対し、設問が多く、記述問題も出題され、時間に余裕はありません。その上、複数の分野の知識を絡めた融合問題も多く、公民の分野では、世界地理や世界情勢と絡めた問題も出題されます。
女子上位校の東洋英和にふさわしく、なかなかハードな内容の社会と言えるでしょう。
東洋英和女学院中学部 社会で合格点を取る対策ポイント
こうした入試傾向を踏まえて、東洋英和女学院中学部の社会で合格点を取るための勉強方法と志望校対策のポイントをお伝えしていきます。
大部分を占める基本問題を取れば、合格は可能
東洋英和の社会では、年によって、かなり高度な内容の問題が出されることもあります。ただ、設問の大部分を占める基本的な問題をきっちり取れば、十分合格点を取ることができます。
注意したいのは、例年、合格者の平均点が7割超となっており、かなりの高得点勝負になっていることです。2019年は例外で7割を下回りましたが、問題の難度が高くないからといって油断せず、基礎固めを徹底しておくことが重要です。
「資料からデータを正確に読み取る力」が必要
問題用紙を見れば一目瞭然ですが、東洋英和女学院の社会では、グラフや図を使った問題が多いことも、特徴の1つです。棒グラフ、帯グラフ、線グラフ、円グラフ、分布図、地形図など、実に多くの種類の図やグラフが出されます。
東洋英和の社会では、図やグラフからデータを読み取らなければ解答できない問題が頻出です。こうした問題を解くためには、まずは図やグラフから正確にデータを読み取る練習を重ねておくことが不可欠になります。
「因果関係」を意識する習慣を身につけておく
また、東洋英和では、様々な出来事・データについて、「なぜそうなっているのか」を考えさせる問題がよく見られます。
たとえば、先ほど例に挙げた「村人が戸籍を偽って提出していたのはなぜですか」(2020年A方式)「大名の中にもキリシタンになるものが現れた経済的理由を答えなさい」(2019A年方式)、「史料を参考にして、憲法十七条が定められる以前の、大王と豪族たちの関係を説明しなさい」(2018年A方式)などは、その典型的な例です。
こうした問題には、知識の丸暗記では太刀打ちできません。日頃から、出来事の因果関係を意識して学習に取り組む習慣を身につけておきましょう。
公民では、時事問題と絡めた問題も
最近の中学入試の社会全体の傾向でもありますが、東洋英和では、公民分野について、時事問題と絡めた問題が多く出されます。最近では、「サミット」「日韓関係」「TPP」「エボラ出血熱」などが取り上げられました。
時事問題でよく耳にする知識が問われることもあるので、普段からニュースには関心を持ち、関連知識についてまとめておくと良いでしょう。
東洋英和女学院中学部の社会で合格点を取るには、こうした入試問題の傾向を踏まえた上で、志望校対策を講じていくことが必要です。
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