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日能研
5年生の
勉強法
日能研5年生からの
「行き詰まり」を打開する方法
それほど5年生の一年間には大きな障壁があり、中学受験を乗り越えるには、親子ともに苦労しなければいけない時期といえそうです。このページでは、5年生での「行き詰まり」を打開するヒントをお伝えしていきます。
日能研への通塾は、
5年生からでも間に合う
まず、新5年生から通塾を開始するお子さんにまつわるご不安ですが、日能研を5年生からスタートしても何ら問題はありません。日能研はスパイラル方式のカリキュラムを取り入れています。つまり、4年生で一度広く浅く学んだことを5年生でもう一度深化し、6年生ではさらにもう一度復習し、受験でおさえるべき事項を強化していくカリキュラムだということです。
これまで塾に通った経験がないお子さんは、通い慣れて落ち着いて学習できるまでに最低2~3か月ほどは余裕をみてあげる必要が出てきますが、5年生からでも中学受験の全範囲を網羅することは可能ですので安心してください。
ただし、日能研に通う5年生のほとんどは、必ずどこかでつまずいて成績を落とします。
今まで順調だったテストでも失敗を繰り返し、それでも成績下降が食い止められない場合、容赦なくクラスを落とされてしまうのが日能研のシステムです。
なぜ5年生では成績が落ち始めるのか、どうすれば最悪の事態が防げるのか、説明していきます。
日能研の5年生が
必ず成績を落とす理由
なぜ5年生では成績が落ち始めるのか、それは勉強を「やった量」「かかった時間」にとらわれて、勉強内容を「理解しているかどうか」という部分をないがしろにしているからです。
4年生までは、授業でやった内容をそのまま覚えていれば対応できるテストで成績が決まっていたといっても過言ではありません。国語の学習力育成テスト(旧カリテ)を例に挙げると、4年生まではテキストに掲載されていたものと同じ文章が問題として出題されていたのに対し、5年生からは初見の文章が扱われます。これは、日頃の授業から学んだことだけを覚えていれば良かった今までのテストとは違い、学んだことを基にして、解答の根拠を自分で見つけられるかどうかが試されているテストだということの証拠です。したがって、自分で考える習慣の少ないお子さんほど成績が落ちます。
こうした傾向は国語の学習力育成テスト(旧カリテ)だけではありません。割合や比など、算数の授業では学習内容そのものが難しくなってきます。計算のやり方がわかっていても理屈が理解できていないと、設問の文章を少し変えられただけで式が立てられなくなり、あっという間に基礎がぐらついてしまうのです。(比較的後半でも追い込みがきく理社とは違い、算数と国語は段階的な教科で、学習内容の本格化となる5年生の時期に力を入れる教科でもありますので、取りこぼしは厳禁といえるでしょう。)
理科社会では依然として暗記モノが多いですが、記述問題も多数出てきます。新しい単元を習うたび、重要語句の示す意味を理解して使っているかを確認する必要があるでしょう。
多くのご家庭では、「やった量」「かかった時間」を把握することでお子さんの学習を管理しています。しかし、中学受験では「どれだけ深く理解できているか」を最も重視すべきなのです。そのために、5年生からは理解重視の勉強方法を心掛けていく必要があります。
日能研では
5年生から理解重視の勉強方法に切り替える
では、「理解しているかどうか」を重視する勉強方法とは、いったいどんなものなのでしょうか。第一に、家庭学習をお子さん1人でやらせてはいけません。
家庭学習でありがちな「このページの、ここからここまでを何分で」という指示では、お子さんの理解度ではなく「やった量」「かかった時間」しか把握できておらず、理解したかどうかまでは確認できていないことになります。
やらせっぱなし、指示を出しっぱなしの勉強方法ではなく、理解を深めるための発問を保護者の方がしてあげることです。例えば算数では、「円の面積はなぜ“半径×半径×3.14”なのか」「なぜ“速さ×時間=道のり”になるのか」という原理の部分を一緒に考えてあげることで、より難易度の高い問題にも応用できるきっかけになります。国語なら、「どうやってこの答えまでたどり着いたの?」「ここで○○ではなく××と書いたのは何か理由があるのかな?○○と××にはどんな違いがあるのだろうね。」というように、お子さんの思考の道筋を知ったうえで、解答の正しさを理解させてあげることが大切です。決して、「テキストにそう書いてあるから」「解答に書かれた答えが正解だから」などと、お子さんの理解を浅くしてしまう言葉は言わないほうが良いでしょう。
日能研5年生の段階で
つまずかないためにも
先ほども述べたように、日能研に通う5年生は、必ずどこかでつまずいて成績を落とします。
クラス落ちも、公開模試での大失敗もザラです。「やった量」「かかった時間」だけの家庭学習に「理解しているかどうか」を重視する学習を取り入れてみてください。
こうした学習は、受験までの時間的余裕がなくなってからでは遅く、5年生の今だからこそできることです。しっかり「理解できた」ということの積み重ねの結果、クラス落ちや公開模試での成績下降を食い止めることにつながります。
しかし、お子さんの家庭学習に親が最初から最後まで付きっきりで指導するのは負担が大きいことも事実です。親子だからこそ、率直に言いすぎたり、つい感情的になってしまったりして、勉強が成立しないこともあります。
そうした場合は、第三者のフォローも検討して、早めに対策を練ることが必要です。
- 合格体験談
- 大久保 剛志さん
- 合格校
- 攻玉社、鎌倉学園
- 通っていた塾
- 日能研
日能研に強いプロ家庭教師が
お子さんにできること
- 上位クラスに入れるようにします
- 授業で分からなかったところを理解させます
- 苦手単元・教科の穴埋めをします
- 家庭学習の正しいやり方を身に着けさせます
最終的には、お子さんを志望校に合格させます