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日能研の
日特を受講するかどうか
(前期日特・後期日特)
日特を
受講するかどうか(前期日特・後期日特)
このページでは、日能研の前期日特と後期日特の特徴をふまえ、「お子さんが日特を受講するべきかどうか」を判断する方法についてお伝えしています。
日特を受講するか迷われている方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
このページでお話ししていること
前期日特を受講するかを
判断するには
毎年、多くのご家庭が、「日能研の日特(日能研入試問題研究特別講座)を受けるべきかどうか」で悩まれています。
「日特」は、前期日特・後期日特のいずれについても、コースによってはご自宅から遠い校舎で日曜日に開講されるため、受講には慎重な判断が必要です。
とくに前期日特は、成績によっては希望の講座を受講できないことに注意しましょう。
また、前期日程は「マスター選抜日特」「マスター日特」「アドバンス日特」「公立中高一貫校対策講座」の4つに分かれておりますが、いずれも特定の中学校の入試問題だけを解くカリキュラムではありません。
開成、女子学院、駒場東邦、聖光学院、豊島岡女子などの志望者から選抜されます。GまたはMクラス上位生徒が主な対象者です。
淑徳与野、洗足学園、本郷、逗子開成、桐朋、明大明治、吉祥女子などが主な対策校です。GまたはMクラスの生徒が対象になる傾向が多く見られます。
大妻、巣鴨、青山学院、学習院、サレジオ、成蹊、桐朋、共立女子、立教女学院、東京女学館、東京都市大付属、大妻多摩、星野学園、成城学園、西武学園文理などの入試問題を扱って対策を行います。主にWまたはAクラスの生徒を対象としています。
マスター日特やアドバンス日特と同じ日程で開講されます。6年生に加え、5年生向け講座も開講されます。
そのため、既に志望校を決めているご家庭にとっては、志望校と直接関係のない問題も多く解くことになり、前期日特は受講しない方も多くいらっしゃいます。
特に下記のお悩みを抱えているご家庭は、前期日特は受けないことをおすすめします。
「基礎に抜けがある」なら、自宅で基礎固めを優先しましょう
当然ですが、日特で扱う問題は応用問題が多いです。
現時点で、「基礎に抜けがある」「入試レベルの問題に取り組める状況でない」というお子さんの場合、 貴重な日曜日を使って高レベルかつ幅広い問題に触れるよりも、苦手科目を自宅で集中して勉強したほうが良いでしょう。
実際に、前期日特を受講せず、その時間を家庭学習に充てることで実力を上げたお子さんも多いです。
日能研の小6の夏期講習では中学入試の全範囲の総復習を行うため、基礎に抜けや苦手分野があると、夏期講習で消化不良に陥りがちです。
演習量を増やすことで苦手をつぶすのか、苦手分野に集中的に家庭学習で取り組むのか、ご家庭できちんと検討をされた上で前期日特を受講するかどうか判断しましょう。
次に、後期日特を受けるかどうかを判断する基準についてお伝えします。
後期日特を受講するかを
判断するには
「志望校の日特に入れない・志望校に向けた日特がない」
後期日特は前期日特よりも、より専門的な授業内容となります。学校別の講座ですが対象校は上位校に限られます。
2月1日に入試が実施される難関校に照準を合わせた学校別講座です。
開成、麻布、武蔵、桜蔭、女子学院、雙葉、駒場東邦、慶應普通部、早稲田実業、早稲田、フェリス女学院が対象校です。
2月1日に入試が実施される上位人気校に照準を合わせた学校別講座です。
海城、攻玉社、サレジオ、芝、逗子開成、桐朋、早大学院、鷗友、吉祥女子、学習院女子、頌栄、洗足、横浜共立、横浜雙葉、立教女学院が例年の主な対策校です。
「難関校日特」「上位校日特」に当てはまらない生徒を対象とした講座です。WやAクラス生を対象としていますが、志望校に合わせた対策は行われないので注意が必要です。
志望校の問題を扱う日特に入れない場合や、志望校の日特が開講されない場合、講座内で志望校対策が行われない場合は注意が必要です。
例えば、一般的に男子校の算数はかなり難度の高い問題が出題されます。
しかし、共学校の場合は、算数でそこまで難度の高い問題は出ません(一部の難関校・上位校は別です。あくまで一般的な傾向です)。
日特そのものの受講を最優先した判断により、貴重な入試直前期の時間を必要のない問題を解くことに費やしてしまうことになりかねません。
また、志望校の対策クラスが日特にない場合もあります。
この場合もまた、問題演習などを目的として別の学校の日特を受けるかはよく考えなければいけません。
受講しない場合は、
ご家庭での志望校対策が
必要です
上記のような理由から日特を受講しなかった場合には、ご家庭で独自に志望校対策(過去問対策)を行う必要があります。
6年生後半の勉強で注意をして欲しいのが、学習力育成テスト(旧カリテ)や全国公開模試でどれだけ良い成績を取れていても、決して安心はできないということです。
中学入試では、偏差値が届いていなくても、本番で合格点以上取れれば合格できます。
反対に、偏差値が届いていても、志望校の入試問題が解けなければ合格できません。
ですので入試直前期の志望校対策(過去問対策)をどれだけ上手くできるかが、合否に大きく影響します。
志望校の入試問題の傾向(難易度、量、解答形式、頻出分野など)を踏まえて、本番で合格点を取れる対策を講じてあげましょう。
もしもご家庭だけでの対策に不安がある場合は、中学受験専門のプロ家庭教師に、ぜひご相談ください。
もし期待する結果が出ていないなら
中学受験専門のプロ家庭教師を
ご検討ください
ただし、こうした志望校対策を、小学生のお子さんが一人でやるのは、現実的に難しいでしょう。また、保護者の方が指導する場合も、これだけのことを全てこなすのは限界があります。
何故なら学校別に入試傾向が異なりますので、指導する側に首都圏の中学受験に詳しく経験・実績が豊富で、高い指導力があることが、どうしても必要になるからです。
もしもご家庭だけでの対策に不安がある場合は、中学受験専門のプロ家庭教師に、ぜひご相談ください。