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サピックスオープン対策 特徴と注意点
ご存じの通りサピックスオープンは、サピックスが実施する公開模試です。
このページでは、サピックスオープンの特徴と対策についてお伝えします。
お子さんの成績を改善するヒントが必ずあるはずですので、ぜひご参考にしてください
サピックスオープンの特徴
サピックスオープンは年に数回行われ、以下のように、対象学年や目的によって、名称や実施時期が変わります。
【6年生対象】
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6年生の前期4月と6月に実施されます。試験時間が5時間にも及ぶハードなテストです。
志望校判定サピックスオープンはAタイプとBタイプの2種類に分かれています。Aタイプは基礎力や知識を試す問題で、Bタイプは思考力や記述力を試す問題が出題されます。
6年生の9月から12月に実施されます。サンデーサピックスのカリキュラムに含まれるテストです。
しっかりと解き直しをして、理解が不十分な分野を残さないようにしてください。
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学校ごとの出題傾向を元に作成された、志望校の固まった6年生のためのテストです。ほとんどの学校が9月と11月に2回実施され、午前と午後で異なる2校を受験することもできます。
問題用紙・解答用紙の外観まで意識され、実入試の予想問題といった立ち位置となります。
学校別サピックスオープンの受験者数と、各学校の実入試の受験者数が近いため、
サピックス公式サイトでも、「実入試でのライバルたちが学校別サピックスオープンを受験します」と言っています。
対象の学校は以下となります。
麻布・栄光学園・開成・慶應湘南藤沢・慶應中等部・慶應普通部・駒場東邦・渋谷渋谷・渋谷幕張・聖光学院・筑駒・灘・武蔵・早稲田・早稲田実業・早大学院
桜蔭・慶應湘南藤沢・慶應中等部・渋谷渋谷・渋谷幕張・女子学院・豊島岡・フェリス・雙葉・早稲田実業
おそらく多くのご家庭が、合格率70%、80%が出ることを期待しているのではないでしょうか。
ですが、学校別サピックスオープンは過去問をどれだけ解いているかで差がつくこともあります。
9月であれば、まだ過去問対策に本格的に入っていないお子さんも多いです。
ですので、70%以下でも悲観することはありません。
ただし50%以下だった場合は、早急に勉強法を切り替える必要があると言えるでしょう。
【5年生対象】
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3年生、4年生の方は10月に、5年生の方は5月に実施されます。
外部生にとっては入室テストにもなります。
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5年生は8月、11月に実施される志望校診断サピックスオープンがあります。
基礎力・問題処理能力を重視したAタイプ問題と、思考力・記述力を重視したBタイプ問題に分けられています。
5年生の段階では、非常に内容の難しいテストとなります。
小5の基礎力が着いていたとしても、解けない問題も出題されます。
ですので、志望校診断と言っても、必要以上に結果を気にすることはありません。
重要なのは、「落としてはいけない問題を落としていないか」を確認し、改善していくことです。
正答率の高い問題から、お子さんと一緒に見直してあげてください。
また、Aタイプ問題とBタイプ問題のどちらを苦手としているかで、お子さんの苦手としている部分を確認しましょう。
Bタイプの方が難しいと言えますが、Aタイプの、特に基礎問題を落としてしまっている場合は注意が必要です。
5年生の夏休みまでに習った単元で抜けがある可能性が高いため、もう一度復習をしていきましょう。
サピックスオープンの
注意点
テスト別のサピック
スオープンの注意点
同じサピックスオープンでも、5年生に受ける「志望校診断」と6年生で受ける「志望校判定」は全くの別ものです。
6年で受けるサピックスオープンでも、テスト毎に問われる能力が全く違ってきます。
以下で、6年生対象の
「志望校判定サピックスオープン」
「合格力判定サピックスオープン」
「学校別サピックスオープン」、
そして5年生対象の
「志望校診断サピックスオープン」
のそれぞれの注意点を説明していきます。
志望校判定サピックス
オープンの注意点
志望校判定サピックスオープンには、知識の確認と正確な処理能力を見る「Aタイプ」と、思考力・記述力を見る「Bタイプ」の2種類のテストがあります。
ただしあくまでも、おおまかな傾向の判定に過ぎません。偏差値や合格率に一喜一憂せず、「どこが苦手なのか」「どういったミスが多いのか」といった目で分析してあげた方がよいでしょう。
合格率が80%以上でも、油断は禁物です。ご存じの通り、入試問題の頻出単元や難度、量や配点、出題形式は、受験校によって傾向が大きく異なります。
入試本番で合格点が取れるように、対策を進めてください。
合格力判定サピック
スオープンの注意点
合格力判定サピックスオープンは、標準的な問題が多く基礎力を試されるテストです。
また、9月~12月の間に4回実施されるため、その期間の中でどれだけ基礎力を身につけることができたかの指標となります。
対策としては、1回目より2回目で結果を出せるよう、テスト結果を活かした復習をすることです。
合格率が何%であるかに惑わされることなく、実際の解答用紙から、お子さんが現在できていない分野、伸ばすべき分野を適確に見抜いてあげてください。
お子さんはどうしても結果を気にしてしまいがちです。
ですが、合格力判定は標準的な問題が多く、実際の志望校の入試問題と内容が大きく異なることもあります。
一概に参考にするべきではないでしょう。
保護者の方が、基礎の定着度を測るためのテストであることを認識し、テストの解答用紙から、お子さんの今後の対策を適切にアドバイスしてあげてください。
学校別サピック
スオープンの注意点
学校別サピックスオープンは、合格力判定とは打って変わって、志望校の入試問題の傾向に近い内容となります。
そのため、過去問対策がどれだけ出来ているかで結果が大きく変わることもあります。
もしも点数を取りたいのであれば、過去問対策に早い時期から取り組むことです。
ですが、まだ基礎の定着に不安があるお子さんは注意が必要です。
当然のことですが、基礎が身についていないまま過去問対策をしても効果的とは言えません。
まずは過去問対策に入るための土台作りをしましょう。
学校ごとに入試傾向に特徴があるから、過去問対策が効果的なのです。
ですので、志望校に出やすい単元、頻出の単元を解くための基礎を押さえておかなければいけません。
9月の時点で過去問対策ができているご家庭は多くありません。
焦ることなく、効果的な過去問対策をするための土台作りに集中しましょう。
志望校診断サピックス
オープンの注意点
5年生の8月、11月に受けるテストとしては、非常に難易度が高いテストです。
そのため、たとえ結果が悪かったとしても悲観する必要はありません。
反対に、良い点数を取れた場合はしっかりとお子さんを褒めてあげてください。
もしも点数を取りたい場合は、5年生で習った内容の中でも基礎的な内容の復習を徹底してください。
難易度が高いということは、他のお子さんもなかなか点数が取れないということです。
では、何故点数に差が出来てしまうのでしょうか?
それは、「落としてはいけない基礎的な問題」をどれだけ正解に出来ているかの差です。
5年生までは、難しい問題が解けるかどうかよりも、「基礎的な問題の定着度の高さ」が大切です。
よく、応用問題を解けるようにするにはどうすれば良いのかを悩んでしまう親御さんが多いのですが、それ以上に、「進度の速いカリキュラムをこなす中で、どのように復習の時間を作り出すか」を考えることが重要です。
もし期待する結果が出ていないなら
ただし、こうしたサピックスオープン対策を、小学生のお子さんが一人でやるのは、現実的に難しいでしょう。また、保護者の方が指導する場合も、これだけのことを全てこなすのは限界があります。
数ある中学受験塾の中でも、サピックスは、特に難易度が高くカリキュラムも特殊です。サピックスでクラスを上げるには、指導する側がサピックスに詳しいこと、高い指導力があることがどうしても必要になります。
もし期待する結果が出ずお困りでしたら、豊富な指導経験に裏付けられた専門性と、サピックスのノウハウを持つ、中学受験のプロ家庭教師をご検討頂ければと思います。