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サピックス
『コアプラス』の
効果的な使い方
このページでは、サピックスの副教材であるサピックス『コアプラス』の効果的な使い方についてお話しします。
サピックス『コアプラス』とは
サピックス『コアプラス』は、5~6年生が使用する、一問一答形式の問題集です。
赤字で答えが印刷されており、付属の赤いシートで答えを隠せるようになっているため、基礎固めに効果的な教材です。
サピックス
『コアプラス』の特徴
サピックスでは、
授業→基礎トレ→コアプラス
というサイクルで、知識の定着ができます。
特に5年生は、このコアプラスを使って知識の基礎固めをしっかり行っておくことが重要です。
なぜならサピックス生は、5年生を終えた時点で、入試で頻出の単元をほぼ全て終わらせるからです。
6年生では、それらの知識を活用して実際の入試問題に取り組んでいくため、5年生のうちに、それまでに習った範囲の知識を最低限固めておくことが不可欠です。
サピックス
『コアプラス』の使い方
サピックス『コアプラス』は、すべてを完璧に覚えることが一番望ましいですが、なかなか難しいのが普通です。
重要知識と発展知識に分けられているため、保護者の方がお子さんの状況に合わせてやるべき内容を取捨選択し、優先順位をつけてあげましょう。
サピックス『コアプラス』は暗記のための教材なので、暗記の仕方が大切です。
そこで、サピックス『コアプラス』を利用した理社の暗記法についてお話します。
サピックス
『コアプラス』の暗記法
おすすめは、決めた範囲を確実にできるようにしてから次に進む方法です。
- ①範囲を細かく分け、一度に暗記をする量を減らす
- ②一度目の暗記は確実にできるようにする
※ポイントとして、実際に暗記できたかを「ノートに書いて」チェックしてあげてください。頭の中で覚えたつもりになっている状態を防ぐことができます。 - ③期間を空けずに反復する
※期間はお子さんによって変わります。ポイントは「忘れかけている」時に反復することです。2~3日が合うお子さんもいれば、1週間ほど空けた方が良いお子さんもいらっしゃいます。
上記の方法の他にも、いろいろな暗記の工夫があるかと思います。お子さんに合った暗記の仕方を見つけてあげてください。
次に、よくある暗記の注意点をお伝えします。
よくある暗記の注意点
よくある暗記が、一度の暗記の時間を少なくし、とりあえず全範囲を一通り網羅する方法です。
この場合、反復までの期間がかなり空いてしまうので、反復作業に入るころには、暗記した内容をほぼ忘れてしまうお子さんが多いです。
反復暗記は、「暗記(一回目)⇒暗記(二回目)⇒定着」という流れだと思いますが、せっかく覚えた知識も、忘れてしまえば暗記(一回目)と同じ状態です。
これでは一度目の暗記が無意味となってしまいます。きつい言い方をすれば、無駄な時間を使ってしまったといえるでしょう。
ですので、全範囲を一通り暗記するのではなく、単元ごとに分け、反復するまでの期間を短くしましょう。
以上のことから、暗記のポイントは、
- ①範囲を細かく分け、一度に暗記をする量を減らす
- ②一度目の暗記は確実にできるようにする
- ③期間を空けずに反復する
と言えます。
覚えたかどうかははっきりしないけどとりあえずやった、という状態が一番危険なのです。