- プロ家庭教師の一橋セイシン会 TOP >
- 学年別対策 > サピックス(SAPIX)の5年生前半の対策
サピックス
5年生前半の
対策
ここでは、サピックスにお通いのご家庭が、5年生前半の時期にやるべき勉強法や注意点をお伝えします。
5年生前半で、現在の成績にご不安のある方、これからの効果的な勉強法を知りたい方は、ぜひ参考にして頂ければと思います。
サピックス5年生前半の
カリキュラムの特徴は?
ご存知の方も多いと思いますが、サピックスのカリキュラムの特徴は、5年生までに、中学入試の全範囲を終わらせるということです。
小5になると、内容が難しくなるのはもちろんですが、進度が速くなり、量も相当増えています。
また、小4と大きく違うのは、テストが多いということです。
今まで通り、「組み分けテスト」「復習テスト」「マンスリー確認テスト」「実力診断サピックスオープン」に加え、「志望校診断サピックスオープン」が2回実施されます。
そのため、小4の時点でこなすのに精一杯だったお子さんは、さらに負担がかかってしまうでしょう。
サピックス5年生前半の対策は
どうすれば良いの?
算数
サピックスの小5前半の算数で扱う教材は、「デイリーサピックス」「デイリーサポート」「基礎トレーニング」「基礎力定着テスト」です。
サピックス では4年生までに基本的な算数の発想を身に着け、5年生から「論理的」に考えることが重視されます。
そのため、4年生でリンゴやお金など具体的なもので考えてきましたが、5年生になると「記号」に置き換えて考えていくことになります。
その上で、5年生前半のカリキュラムは、小4の2月から小5の夏休みまで以下のような内容となっています。
2月~3月 | 「平面図形」「約数」「少数と分数」 |
---|---|
春期講習 | 「数に関する問題」「立体図形」 |
4月~7月 | 「旅人算」「ダイヤグラム」「点の移動」「量の変化」「割合」 |
夏期講習 |
「約数」「倍数」「正比例・反比例」「比と割合」「点の移動」 「場合の数」「円と多角形」「線対称・点対称」「平均算」 「立体図形」「水量グラフ」「規則性」 |
5年前半だけのカリキュラムも、これだけの量があります。半年でこの量をしっかり理解できなければいけません。
そして、5年前半に学習した内容は身についていることが前提で、5年後半でさらに新しい単元へと入っていくのです。
また先ほどもお話した通り、6年のカリキュラムでは、応用レベルの内容や入試レベルの内容が中心となるので5年生のうちに、消化不良の単元はすべて穴埋めしておくことが必要になります。
国語
サピックスの小5の国語の授業で扱う教材は、4年生までと同じく「デイリーサピックス」です。
授業内容は、4年生で学習した内容をさらに発展させた内容となっています。
例えば4年生のカリキュラムは物語文が中心でしたが、5年生では説明文や論説文、随筆文なども扱っています。
また、説明文だけでなく、物語文についても、大人向けの文章や大人の視点で描かれた子どもが登場する文章も扱っています。
ですので、「自分なら……」という主観的な発想だけでなく、 客観的な視点を持つことが求められます。
理科
サピックスの小5の理科の授業で扱う教材は、「デイリーサピックス」「基礎力トレーニング」「コアプラス」です。
授業のカリキュラムに関しては、他の教科と同じく、5年生までに中学受験の理科の全範囲を学習します。
小4の2月から夏休みまでで以下のカリキュラムとなっています。2月~3月 | 「酸素と二酸化炭素」「ものの燃え方」「植物」「生物のつながり」 |
---|---|
春期講習 | 「太陽」 |
4月~7月 |
「熱」「気象」「豆電球と乾電池」「電流と方位磁石」「電磁石」 「水溶液」「月」「てこ」「自然観察」 |
夏期講習 |
「音」「星」「光」「花のつくり」「生物の骨格」「物体の運動」 「電流による発熱」 |
これらの内容を小5の前半、夏にかけてマスターしなければいけないのです。
ですので、苦手な科目はしっかりなくしておくことが大切となります。
そのためには、ただ語句を暗記するだけでなく、理科の原理原則を理解し、「なぜそうなるのか」ということまで整理することが必要です。
それができていないと、小6の内容や志望校の対策に入ることが出来ません。
社会
サピックスの小5の社会の授業で扱う教材は、「デイリーサピックス」「コアプラス」です。
カリキュラムとしては、小5の前半(夏期講習まで)に地理分野を終わらせます。
3年生のカリキュラムから地理分野は学習しています。しかし、地方ごとに地名、機構、産業、都道府県ごとに特色をまとめます。
つまり、小5後半からは、また違う分野に入るので、小5前半のうちに地理分野はある程度マスターしておくことが望ましいでしょう。
ただ語句を暗記するだけでなく、地図帳を見て確認し、用語や地名は漢字で書けるようにしておきましょう。
地理分野をしっかり理解しておけば、9月から始まる歴史分野の学習が始まっても混乱することなく、学習を進めることができるでしょう。
多くの小5のお子さんが
悩んでいること
一橋セイシン会では、サピックスに通う小5のお子さんによくあるお悩みがあります。
その中でも特に多い3つをご紹介します。
- ① とにかく宿題が多い
- ② 難度が高く、ご家庭で教えきれない
- ③ 上位のクラスに入れない
① とにかく宿題が多い
サピックスの傾向として、多くの宿題が出されることにあります。
しかし、実は全ての宿題を完璧にこなさなくても良いのです。
志望校によっては宿題から出されている問題に優先順位をつけて、解けなければいけない問題と解けなくて良い問題で取捨選択をすれば、効率良く勉強することが出来ます。
また、教材は普段使用している「デイリーサピックス」の他、演習として「デイリーサポート」、算数の基礎範囲対策として「基礎力トレーニング」という教材が配布されています。
中でも特に、「デイリーサポート」から未演習問題を解く際は、多くのお子さんが大変な思いをしているようです。
授業の進度が速い、その上分からないことを聞けないというお子さんもいらっしゃいます。
それに加えて、宿題の未演習問題をご家庭で解かなければいけないのは、とても大変です。
② 難度が高く、
ご家庭で教えられない
サピックスの小5のお子さんを持つご家庭で多いお悩みに、「問題内容が難しく、ご家庭では教えられない」というものがあります。
小4までは、自宅でつきっきりになって教えられていても、小5になると内容は一気に難しくなります。
小5になると解説を見ても、なぜそのような式になるのか読み取れなくなってくるのです。
そのため、どうしたらお子さんをサポートすれば良いのか分からなくなってしまうのです。
③ 上位のクラスに入れない
「上位のクラスに入れない」というお悩みは、かなり多くの方から寄せられます。
サピックスは、他の塾と比較して最も「クラス分けの競争が激しい塾」です。
御三家などの難問校を目指す場合は、最上位のαクラスに入ることが必要となってきます。
サピックスには、「上位クラスに入るために必死に勉強しているのに…。」と悔しい思いをしているお子さんがたくさんいらっしゃるのも事実です。
ただ、なかなか上位クラスに上がらない場合、能力的な問題なのかというと、実はそうではありません。
ほとんどの場合は、能力ではなく、「勉強のやり方」に問題があるのです。
ご存知の通り、サピックスはかなり特殊な塾です。
ですが、ほとんどのお子さんが、その特殊さに対策できていません。
ただ特殊であるサピックスにも、「こうすれば、マンスリーで点が取れる」「こうすれば、短期間でクラスを上げられる」というやり方があるのです。
サピックスに強いプロ家庭教師が
お子さんにできること
- 家庭学習の正しいやり方を身に着けさせます
- 授業で分からなかったところを理解させます
- 苦手単元・教科の穴埋めをします
- 上位クラスに入れるようにします
- サピックスオープンで結果を出せるようにします
最終的には、お子さんを志望校に合格させます。